パッヘルベル カノン
<音楽が出ます、音量に注意>
「long time, no see!」
と先週、メールが届いた。
思えば、長く続いた体調不良。
良くなったものの今度は昨年末から忙しくなった。
先月下旬から、ようやく少しゆとり。
西和賀や一関などに出かけ始めた。
もともと旅が好きだがコロナ禍。
せめて近郊のドライブ。
3月12日、
山里の「バックシュトゥーべ」を目指した。
花巻の街を抜け、志戸平温泉を過ぎると大沢温泉。
奥羽山脈の懐に入り、東西に山が迫る。
大沢温泉を右に見て、少し行くと交番がある。
すぐ、右の電柱に小さな看板。
ドイツ語でパンの工房を意味する、
「バックシュトゥーべ」
車を停めているとポール・ツイマーマンさんが出迎えてくれた。
修理に出していたテーブルが届いたり、
奥さんの姪御さんがPCの調整に来ていたりと、
忙しい中、突然の訪問にもかかわらず、
歓迎してくれた。
珈琲と共にいただいたテレビで人気になった「チーズケーキ」
自家製クワークを使い、クランベリーも。
とてもクリーミーで、甘酸っぱさといいバランス。
爽やかだ。
どこにもない、バックシュトゥーべだけの味。
次は、チョコレートケーキ。
「もう少し経つとしっとりと馴染みます」
とポールさん。
でも、もう美味しい。
ここのお菓子や料理の甘さ加減が好きだ。
久し振りだったので、
互いの近況の話も盛り上がる。
ここしばらくの間にテレビの取材が続き、
忙しかったそうだ。
錫細工もだいぶ少なくなっていた。
忙しい中なので、早めに退散。
ランチの約束をしてケーキを買い込んだ。
見送りを受け、車に。
帰り道、
昨年、食べたランチを思い出した。
2020年2月のこと
数日前にランチを予約。
オーナー夫妻の出迎え。
楽しく美味しいランチだった。
<ワンプレートのランチ>
ランチは「レンズ豆のスープ」から
トマト、ニンジン、玉ねぎ、にんにくにレンズ豆。
一つひとつ素材の優しい味が口の中に広がる。
散らされたレッドペッパーが味を引き締める。
レンズ豆は、爽やかな香りと甘みがあり、
火が通りやすく栄養も豊富で、
世界の色々な料理に使われている。
名前のとおりレンズの様な形の豆で、
岩手でも手に入るそうだ。
小さなカフェレストランは、採光が良く「白の素敵な空間」
ゆっくり部屋の中や窓の外を眺めたり。
ちょっと異国情緒溢れ、贅沢気分。
店に入ってすぐ目に入った沢山の錫細工。
奥行感のある銀色の輝き、
裏にも精巧な細工が施され、
手にすると重みがある。
ポールさんは、ドイツの作家から取り寄せ、
日本に紹介している。
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