I'll Never Smile Again · Frank Sinatra
<音楽が流れます、音量に注意>
<ぴょんぴょん舎の盛岡冷麺を家で味わう>
北国の街、盛岡は芯から冷える日が続く。
氷点下も10度を下回ると流石に寒い。
昼近くでも氷点下。
でも、そんな時、大気は澄みわたる。
水彩の絵具よりも、
もっと綺麗な水色の空。
この空はスキー場で、よく見た気がする。
陽があたる場所は、ほっこり。
でも雪は、片栗粉のようで、
足元でキュッキュッと鳴く。
盛岡の道路は雪というより氷。
積雪は、たいしたことがないが、
溶けにくい。
おや?
あき地に背が高く、空に向かう、
この草は、なんというのだろう?
まるで水分が凍り、纏わりついたようだ。
その日は1月3日。
波乱の箱根駅伝の復路。
事前の各選手のタイムは、
あまりあてにならなかった。
やはり、ハーフマラソンの連続。
2021は、
もう少しで、ゴールというところで大逆転。
見ていて思った。
どうしてこんなに惹かれるのだろう?
各大学のユニフォームや襷が綺麗で、
コースの周りは絵になる場所も多い。
淡々と一人で走る姿や
混戦で、歯を食いしばり競う学生達。
襷を渡し、アスファルトに倒れ込む。
チームの絆。
朝8時から昼過ぎまで釘付けの2日間。
ある人が話していた。
「予選会にも物語があり、埋もれた多くの物語があるのでしょう」
さて、3日にもなると毎年、
重箱に残ったおせち料理や餅には飽きてくる。
「焼肉&盛岡冷麺」が恋しくなる。
今年は、テイクアウトにした。
稲荷町のぴょんぴょん舎のテイクアウト。
白金豚の弁当と韓国風の海苔巻き、キンパ。
ほのかに甘味を感じながら、ナムルを楽しむ。
肉の下には、ご飯の上に海苔が敷かれていた。
ご飯と海苔と白金豚を一度に口へ。
いつまでも噛んでいたくなる。
カルビとハラミの焼肉弁当。
食べた人は、
「美味しい、チヂミも入ってる!」
と背中を丸めて夢中(笑)
ティクアウトの時、キンパは外せない!
ゴマ油の香りがいい。
皆の箸が伸び、直ぐになくなった(笑)
〆は、家で作れる冷麺。
「よくぞ作ってくれたもの」といつも思う。
二人前を三等分。
盛岡冷麺が、家で食べられる幸せ。
スープも飲み干した。
美味しかったとみんな満足。
「あっ!」
東京の親戚で、ぴょんぴょん舎ファンに、
「送るからね」と言って年を越してしまった。
あれは、11月の下旬のことだ。
明日、急いでクール宅急便で送らねば。