It Could Happen to You · Ben Paterson
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡桜山「808(ハチマルハチ)」へ
自分的、冬の風物詩、808の「岩手鴨鍋のセリ鍋」
待ちかねて、ようやく食べられる。
その日は、半分仕事、いや仕事。(笑)
桜山界隈の取材。
順調に終わった。
楽しみのひと休み。
「岩手鴨のセリ鍋、二人前」を三人でつつく。
鴨肉の綺麗なこと!
しばらく三人とも眺めていた。(笑)
セリは、根が多く香りがいい江釣子セリ。
特別、店の人にこしらえてもらった。
「三しゃぶが丁度いいです。それをこすと硬くなってきます。」
初めにあぶらふを入れ、待つこと数分。
煮えてきた。
セリの香りが立つ!
いよいよ三しゃぶ。
一、二、三で、でき上がり。
柔らかくて旨味たっぷり。
セリ根の食感も最高!
「美味しい!」と頷き合う。
鴨やセリは勿論、あぶら扶やネギも美味しい。
そして、〆のそば。
鍋に残った汁を取り皿に入れ、
浸してして食べる。
蕎麦好きのカメラマンさんが「これは美味い!」
そば屋さんの「つけ鴨そば」より、ずっと深い味だなあ~
珍しく何度も「美味い」を連発。
仕事も、お腹も満足で、
解散。
翌日の岩手日報に載っていた。
北上市江釣子特産のセリがカモの食害にあっているそうだ。
美味しい根まで食べるらしい。
カモはセリが好きなんだろうか?
いや、そんなことを言ってはいられない、
収穫が半分ぐらいになってしまう見通しという。
冷たい水仕事、農家皆さんの苦労は大変なもの。
鍋にカモとセリ、
セリ根まで一緒に入って、
とても美味しかった。
色んな人の手を経て、美味しい物は、あるんだなあ~
コロナ禍で、大変な世の中。
「美味しさ」の意味が深くなった。
改めて、色々な作り手に感謝。
皆さん、よいお年をお迎えください。