Just Squeeze Me - Simone Kopmajer
<音楽が流れます、音量に注意>
鮎そば
今年は、そろそろ終わり。
姿そのままに蕎麦にのる。
頭から、噛むと崩れ、品のいい苦味を残して消えた。
<盛岡、老舗のそば屋「直利庵」の「鮎そば」>
茗荷もいい具合にあう。
煮崩れ無いように、手間をかけているのだろう。
鮎は、清流の女王と言われ、秋に産卵。
春の若鮎は、芳香で、「香魚」とも書かれるが、
秋の子持ち鮎は、初めて。
<びっしり詰まった卵>
なんだかグルメになったと錯覚しそうだ。
女将さんが、「次は、牡蠣そばの季節ですよ」と言う。
聞いたただけでそそられる。
直利庵のざるそばも、よく食べに来る。
いつも二枚。
若い頃には三枚、四枚と重ねたもの。
そば屋のカツ丼と中華そばが好きだ。
直利庵では、その二つを合わせて「かつ中華」
初めてメニューを見た時は戸惑ったが、
最後まで、衣はカツを包んで離さなかった。
近くに、二十数階のマンションが建っても、
直利庵は、威風堂々。
揺るぎない存在感。
盛岡らしい光景の一つだと思っている.
時代と共に、メニューも増えた。
ピーマンの千切りなどが彩る野菜そばや
玉ねぎと鰹節たっぷりのオニオンそばも大好きだ。
鮎そば、ざる蕎麦とカツ中華と、
全部一人で食べたわけではありません。
スポーツに夢中のあの頃だったら、かるく平らげています。(笑)