Bu-One Last Farewell"Live2012" 松岡直也
先日、紅葉を見に西和賀に行った日、
ほっと湯田駅で、町が運行する小さなバス車を見た。
その名も「おでかけバス」
可愛いバスに数人の乗客を乗せ、走って行った。
西和賀町を走る民間のバスが人口減少、高齢化で乗客が少なくなり、廃線に。
そこで、町は病院などを巡回していた通院者専用の小型のバスをリニューアル。
町民バスとして運行し、誰でも好きな場所で乗れる。
「カタクリコちゃんとお友達」が描かれ、デザインも一新。
湯田方面は水色、沢内方面はピンク色。
フリーの区間では、バスルートであればどこでも乗り降りできるそうだ。
西和賀町として合併前の旧湯田町では、昭和46年、旧沢内村にいたっては、
なんと昭和41年から患者輸送バスを運行。
乳児死亡率や高齢者の健康維持に力を注いできた歴史がある。
訪問診療だけではなく、病院での治療が出来る事にも力を注いできた。
都会でもお年寄りの身近な足としての可能性はないのだろうか?
帰り、花巻での用事もすぐ終わり、夕飯。
花巻で暮らす人のお薦めのジンギスカン専門店の「みやかわ」さんへ。
席につくとすぐ着火され、蒼い火がぐんぐん鍋を熱くする。
もう、私には焼ける肉の音が聞こえている。
一人前とご飯も頼んだ。
店のお薦めの味わい方にそってみた。
モクモクと美味しい匂いと湯気の様な煙。
ジュージュ―といい音をたてる。
癖のないラムは、噛むほどに旨味が滲み出る。
ジンギスカンは、タレが大切。
薬味には、ニンニク、ショウガや鷹の爪などが入っているそうだ。
これは、ご飯がすすむ。
薦めた人が話していた。
東京から花巻に来たバンドのメンバーが食べに来て、
次々とお代わり。一人で5、6人前も食べたらしい。
その話を御主人にしてみた。
すると「あ~ 相当食べてくれました」
と微笑む。
焼き方などが壁に貼ってある。
こだわりが強いのかと思いきや、ご夫婦は、いたって物静か。
ご飯にのせて勝手に「ジンギスカン丼」(笑)
そう言えば、その花巻の人が言っていた。
「(笑)と書かずに面白さを表現しなくては」
なるほどと思ったが、自分は今も使ってしまうなあ~
反省。
なんとご飯やおにぎりの持ち込みOK!
結局、2人前をペロリ。
街角にひっそり佇む店だが、
美味しさは半端ない。
元気をチャージして盛岡への帰り道についた。