<西和賀「お菓子処 たかはし」の「西わらび餅」>

 

 

昨年の夏のこと

たまたま西和賀町の湯本温泉街を通り抜けると勇壮な鹿(しし)踊り。

しばらく見とれていた。

とても暑い日だった。

スマホで写真を撮り、

その時の事をブログに載せた。

 

 

 

 

すぐ、FBで繋がっていた奥さんからコメント。

「あの時笛を吹いたんです。今度は是非、寄ってください!近くで菓子店をやってます」

 

 

秋になり、横手へ行った帰り道、

秋田自動車道を西和賀に下りた。

鹿踊りを見たすぐ近くに「お菓子処 たかはし」さん。

入ってみた。

 

 

ちょうど旦那さんが「わらび餅」を作っていた。

 わらび餅は 、あまり好きではなかった。

ところが出来立てを食べた瞬間。

「これが、わらび餅なんだ!」

その時から病みつきになった。

強い弾力を持った柔らかさ。

さっぱりとした喉越し。

「お菓子処 たかはし」さんの西わらび餅は、シンプルで奥深い。

わらび餅、そのもの味を楽しむ。

透明感のある上品なお菓子。

わらび粉100%で作られる本物の「西わらび餅」として、

「工藤菓子店」「お菓子処たかはし」と「雪国のだんご屋 団平」さんで、

作られ、それぞれの味を楽しめる。

 

 

 

 

 

秋も深まったその日、奥さんと色々な話をした

昨年は雪が少なかったが、今年はカメムシが多く飛ぶと言う。

そんな年は、雪が多いそうだ。

豪雪地帯の西和賀の秋は短い。

家の一階が埋もれてしまうほどだ。

まだ冬に訪れた記憶はない。

 

「今の時期の一押しは何ですか?」

迷わず「ガトーセック」を指差した。

アーモンドたっぷりの焼き菓子。

 

 

サクサクで、アーモンドの風味がいい。

抹茶たっぷりのフィナンシェも好きだ。

 

 

蜂蜜も置いてあった。

小袋に入っているタイプもあった。

 

巣鴨養蜂園の蜂蜜

蜜蝋もあった。

試食用の一片をいただいた。

透きとおった鼈甲色の蜂蜜は、雑味なく美味しい。

国の自然保護区の和賀岳の中、父と娘の二人三脚で養蜜。

蜜蜂が一生をかけて集める蜜はスプーン一杯分だそうだ。

その貴重な蜜を丁寧に養蜜。

 

 

沢山買い込み、

紅葉の頃、また来ることを約束して後にした。

 

陽の傾いた西和賀の空気は肌寒い。

赤とんぼが精一杯に空を舞う。

あのカメムシが人を寄せ付けない臭気を残し、

空を飛ぶ光景が見えた気がした。

 

西和賀の小旅の帰り道、

わらび餅のわらび粉を作っているという人がいる。

高橋さんの「やまに農園」

そこにも行ってみたい。

山並みに囲まれた西和賀に暮らす人々との出逢いも、

まだまだ奥が深そうだ。

 

 

 

お菓子処 たかはし

岩手県和賀郡西和賀町湯本温泉
TEL FAX  0197-84-2917
E-mail  itiniti@mx5.et.tiki.ne.jp

 

 

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