Frank Sinatra - Come Fly With Me
＜音楽が流れます、音量に注意＞
八月中旬まで、青空を見なかったがその後は猛暑
九月のある日、雨が降ったり、止んだり。
出かけようと思ったがやめてゴロゴロ。
夕方近く、長く震えるスマホ。
久し振りに、珈琲でも飲みつつ会う事にした。
待ち合わせ場所は、喫茶店の「ダン」
その人の家からは歩いて来れる。
久し振りは、話も弾む。
「ダン」は、最近、数十メートルほど移動した。
ダンに初めて来たのは、一緒の彼とだった。
二人の職場が近かった。
珈琲を飲みながら、
「もう、三十年前ですかね」から。
あの頃、ランチを食べによく来た。
サラリーマンの大事な昼休み。
嫌なことがあっても心が整うランチ時間。
あの頃は、食べながら、
たぶん仕事の愚痴大会(笑)
気がつくと懐かしい話に時間は流れていた。
「あれ、もう五時半過ぎてますね」
「じゃあ軽く食べますか？」一緒に夕飯。
自分は「懐かしのナポリタン」
あっさりとしたトマトソースで懐かしい味で美味しい。
ＬやＬＬと量が段階的で嬉しい。
彼は、ピラフ。
頷きながら黙々と食べていた。
食べ終わるとママが来た。
「物足りなかったんじゃないですか？」
「いえいえ充分ですよ」
二人は笑って答えた。
もう食べ盛りのサラリーマン時代のＬＬの胃袋じゃない。
相変わらず、明るいママさんの雰囲気に元気をもらう。
ダンには勿論エアコンもあるが、あちこちに色々な扇風機。
空気を回し、時々換気。
夜はこれから。
でも、二人とも病み上がり。
窓の外を歩く見るからにサラリーマンたちは、白のシャツにグレーや黒っぽいズボン。
そして、お決まりの肩からビジネスバック。
たいていの人は、疲れた顔に見える。
「さて、そろそろ帰ります」
ドアに向かう彼の背中を見送った。
ママの明るい「また、どうぞ！」
振り返る彼は苦笑いしながら軽く手を挙げた。
私は、少し残って本でも読んでから帰ることにした。
気ままに過ごせる喫茶「ダン」
(この時期ですので要確認願います)
店 名 ：珈琲DAN
住 所 ：岩手県盛岡市紺屋町7-16
電話番号：019-656-8867
営業時間：10：00～22：00
定休日 ：日曜
※駐車場は店舗裏にあります。
