Stuck On You - The Best Soul R&B Smooth Jazz - Denise King
北国の街、
盛岡は、旧盆。
帰省する人も少なく、
寺社の集まる北山の辺りや大慈寺界隈でも車はスムース。
墓参りも終えた夕暮れ時。
さて、夕食にしよう。
盛岡駅の傍、
CAFE RESTAURANT「 JARAN JARAN」へ。
ジャーランジャーランはコロナで、一時閉店。
再開して初めてだ。
<白金豚のゴロットグリル>
白金豚の美味しい肩ロースをシンプルに調理。
岩塩が甘みを引き立てる。
オリーブオイルとローズマリーと微かなにんにくの香り。
噛むほどに甘い。
<ズワイガニとアボガド、グレープフルーツのサラダ>
色々な味を見事に纏める特製マヨネーズ。
カニを楽しみ、アボガドに続いてグレープフルーツ。
ベビーリーフもアクセント。
<ガーリックバタートースト>
食感はサクサクなのに、
口の中でガーリックバターがジュワー。
<大葉・パセリのパスタ>
大葉とパセリの香りとオリーブオイルに包まれたパスタ。
シンプルな味付けがパスタを引き立てる。
美味しい。
<バニラアイス>
濃厚でも後を引かない美味しさ。
<クラムボンの珈琲>
お代わりしたくなる美味しさ。
カップを持つとソーサーにイラスト。
珈琲を飲みながら、ゆっくり見回した。
窓から盛岡駅が見える。
タクシーは、なんだか淋し気。
ぴょんぴょん舎のジャーランジャーランは、
「銀座KIHACHI(キハチ)」をベースにした料理だけあって美味しい。
地元の素材の味を最大限活かした料理で、
食の奥行きを楽しんだ。
韓国、済州島に伝わる子守唄の掛け声「JARAN(ジャーラン)」とは、
「ねんねんころり」の意味だそうだ。
夕暮れ時の岩手山を眺めながら、橋を渡って行った。
ゆっくりの食事の後は、下流を反対側を眺めて帰った。
旧盆の迎え火の様に川面に映る。
気がつくと陽は短くなっている。
川縁を歩いても蒸し暑い。
早く、夕暮れ時の涼風を感じたい。
帰り道、
草むらから、ちょっと聞こえた虫の音。
昔々に聞いた母の「ねんねんころり、ねんころり」
あれは、いくつの頃の事だったのだろう。