Re...JapanesqueDAISHI DANCE×吉田兄弟@上海万博 Japan Industry Pavilion
今年は嫌になるほど続いた鉛色の空
今年の7月、
太陽は時々顔を出してもすぐに消えた。
気がつけば、立秋。
そして突然の夏!
昔、旧盆の頃、
下北半島のむつ市に泊まったことがある。
盆踊りの薄暗い灯り。
踊り続ける若者。
夜が更けても、
二重三重の輪は、途切れない。
泊まった先の人が話していた。
「お祭りが終わり、お盆には秋がくるんですよ」
祭りが終わった翌日の朝。
剥き出しの腕を擦った。
一緒の友達は、くしゃみ一つ二つ。
北国の夏、岩山の「GENーKI(ゲンキ)」に行った。
マスターもお馴染みさんの2人も元気だった。
一緒の人が頼んだスイーツ。
<オレンジと桑の葉のシフォンケーキ>
見るからにふわふわ。
嬉しそうに口に運ぶ。
もう一人の方は、遅めのランチ。
楽しみにしていたという特製カレー。
「ここのカレーは、美味しいなあ~」
盛岡の街を一望する「見晴らしカフェGEN・KI」
溜まった大地の水分は空へ。
大豆の珈琲を頼んだ。
大豆を焦がした香り。
自然に喉を過ぎるほのかな苦みがいい。
とても飲みやすい。
隣の人のべアレンビール。
マスターは、いい具合に泡を盛る。
喉が鳴ると騒いでいた人は、
片手に持つと冷えた地ビールをグイグイ。
唇の泡とため息。
う~ん、泡だけでも呑みたい。
太陽よ、どうせなら、
地上に蔓延するウイルスを焦がしつくせ。