7月も末になると自然に脚が向く「マイヤーリング」
夏になると桃とスイカのスイーツが並ぶ。
昼下がりに行ってみた。
「桃のパイ!」
ショーケースに釘付け。
オーダーして、奥の小さなカフェへ。
<マイヤーリングの桃のパイ>
一年振りの再会!
桃が入ったカスタードクリームを包むパイ生地。
二つの食感が楽しい。
「桃は、カスタードと良く合う!」
始めに目で楽しみ、
次にパイのフタになっている桃を食べる。
瑞々しい!
ひとりニンマリとしてしまった。
ビジュアル、香り、甘さと後味。
品の良い夏のお菓子。
桃の起源はとんでもなく古い
孔子の「詩経」にも出てくると聞いた。
中国から日本に伝わったのも古く、
なんと日本書紀、古事記にも出てくるそうだ。
中国では桃は不老長寿の果実で邪気を祓うという。
健やかな成長を願う三月の「桃の節句」
昔話の「桃太郎」や「桃源郷」と言う言葉もある。
福島には桃の花の名所が何か所もある。
春に咲き誇る花々のなかにあって、
色鮮やかな桃色。
桃は芳醇で、魅惑の果実。
世界は、今もコロナと戦っている
早い収束を願いながらも学んだこともある。
遠くに行けなくても、
地元の街や山懐を歩けば、新しい発見や感動がある。
盛岡、岩手、北東北はつくづく広く、
忘れがちな自分の足元の豊かさを知る。
旬を味わう「美味しい時間」
「当たり前のこと」は「大切なこと」で「贅沢な時間」なんだ。
店の前では、クマ君が休みの告知とマスクのお願い。
車の多い交差点の近くにある別世界。
今年の北国の夏は、躍動する祭りもなく静かだが、
地元の素敵な空間を訪ね歩くことにしたい。