Chihiro Yamanaka - All The Things You Are
<音楽が流れます、音量に注意>
先日の「秋田・小旅」のランチは増田町で
町には家の中に大きな蔵がある屋敷が沢山ある。
今や蔵町通りは、カフェや土産店などが建ち並び、
ちよっとした観光地。
数年前より賑やかな感じ。
<増田でのランチは、漆蔵資料館・八代目佐藤養助商店の稲庭うどん>
「稲庭うどん」は、「讃岐」「水沢」と並んで日本三大うどんと言われる。
<二味せいろの天婦羅つき>
いつも見とれてしまう
一本一本が艶々と輝き、瑞々しい。
コシを楽しみ、喉越しが素晴らしい。
天婦羅も美味しい。
二味とは、胡麻と醤油。
胡麻の香り、風味が以前より、
数段、増した気がする。
胡麻の風味が、うどんに絡み美味しい。
夢中になっていると突然、頭上から、
「あら! 盛岡食いしん爺さん!」
なんと知り合いが立っていた。
席に誘うと「違うメニューにしますね」
と言っては悩む。
<その人は「味くらべの天婦羅」>
「温」と「冷」
先に温かいうどん、しばらくして次に冷たいタレのせいろ。
濃いタレの後、薄味の温かい汁では物足りなく感じるだろう。
その人も夢中で食べ始めた。
見事な食べっぷり。
八代目 佐藤養助商店
創業は1860年(万永元年)まで遡る。
江戸時代から明治の半ばまで庶民は、
なかなか食べられなかったという。
今や県内にとどまらず銀座、赤坂などにも。
しかし、八代も続くのは、とんでもない偉業だ。
災害や今コロナのなど時代ごとに色々な事が起こる。
一つ一つ乗り越えて今がある。
そして味。
ある老舗の和菓子屋さんで聴いた事がある。
変わらない味は難しいそうだ。
同じ素材が揃うわけではない。
手に入る小麦も変わっていく。
時代の嗜好の変化も見据えて、進化が必要だと話していた。
日々「守る」と「進化」の両立。
なるほど、同じ日は、ないんだなあ~
増田の家蔵は、
雪が深い冬に行き来しやすい様に家の中に造った。
漆喰を使い火災にも負けない様な造り。
仕上げに贅沢な装飾を施し、往時が偲ばれる。
<蔵資料館>
重厚な正面の構えと扉。
中は別世界。
昔から特別な空間なのだ。
ここでは色々な展示の企画展も開催。
偶然会った人と互いの道程を話したりして、
その人は、蔵の見学。
一足先に店を出た。