You Are the Sunshine of My Life (feat. Debbie Davis) · Manhattan Jazz Quartett
<音楽が流れます、音量に注意>
「何故、そばが好きなのか?」
分からない。
子どもの頃から好きだったかな?
そんなわけでもないなぁ~
丘の中腹で育った。
母が思い切って出前を頼んでみた。
青年が丘の曲がりくねった階段を駆け上がって来た。
でも汁は消え、そばは太麺に(笑)
今や遠い子どもの頃。
「蕎麦将軍」で、
そんな想い出に浸っていると「お待たせしました」
と「浅利蕎麦」が目の前に!
<蕎麦将軍の「浅利蕎麦」>
綺麗でいい匂いに五感が騒ぐ。
早速、ネギと権八(もみじおろし)を入れる。
箸を持つ手に力が入る。
まず、汁。
美味しい。
主役と脇役のふのり、三つ葉と好きな組み合わせ。
味のバランスがいい。
温かく細いそばは、口の中でふわりと溶ける様だ。
アサリの風味を存分に味わう。
軽くつ~んとくる葉山葵も頼んだ。
一杯やりたいが、車なのだ。
いや、こうして食べれらるだけで、今夜は充分。
天婦羅はアスパラ。
ホクホクとして柔らかい。
ちょっと塩で、ほのかな甘みを引きだす。
美味しい。
先程まで一緒に打合せをしていた仲間で、
少し遅れて一人が入って来た。
座るなり、「こんなに入ってるんですか!」
と指さして驚く。
冷たいそばを頼んだ彼にアスパラを分けた。
「イイ感じの天ざるになったなあ~」
と嬉しそう。
やまやと同じく、温と冷のかけ蕎麦にトッピングを楽しめる。
自分の好きな組み合わせを選ぶ楽しみ。
そばの世界が広がる。
盛岡の老舗そばや「やまや」で修業し、
古い街並み、八幡の通りに昨年の冬に開店したばかり。
すぐにコロナに直面した。
一時は、店内は閉じ、テイクアウトに専念。
ようやく、いつもの営業になった。
それでも、まだ若き大将は、明るく笑う。
やはり「やまや」の雰囲気を感じる。
リーズナブルな料金も、修行先と一緒。
やまやでの修行をベースに自分の味を目指していた矢先にコロナ。
始まったばかりの「蕎麦将軍」
若き大将は、明るく元気でほっとした。
次に来た時のメニューが楽しみだ。