Beegie Adair Tribute To Beatles – Yesterday
盛岡の老舗蕎麦屋「直利庵」
月に何度も足が向く店。
ある方との打合せの後、夕飯をご一緒する事に。
時刻は6時半。
「直利庵に行きませんか?」と誘った。
「イイですね!」
暖簾を潜る。
やはり、まだコロナの前ほど混んでいない。
<新たまねぎのオニオンそば>
たまねぎがそばの上一面に敷かれ、
さらに鰹の削り節が全てを覆い隠す。
伝統のタレにドレッシングを合わせた様な感じ。
とてもさっぱりとした風味がたまらない。
四季を通じて食べるが、
新たまねぎの時節はことさら甘く美味しい。
混ぜて食べ始める。
削り節が追い打ちをかけ旨味が増す。
<向かいの人は、豚せいろ>
向かいで、ばら肉とネギを見ていたら一口食べたくなった。
艶々した品のあるそばも美味しそうだ。
山菜の天婦羅があり、シェアする事に。
創業は明治の盛岡を代表する老舗の「直利庵」
ウドの芽と茎に混じり、
さりげなく「レモンの天婦羅」
以前、女将さんから時々、添えると聞いた。
レモンは勿論、半分づつ。
酸っぱさを覚悟し、口の中に。
ところが、ジュワーっと爽やかな酸味が広がり消きえた。
これは脇役に収まらない。
とても美味しい!
直利庵には、沢山のメニューがあり、
まだまだ食べ尽くしていない話をしていた。
ふいに隣のテーブルの人が立ち上がった。
「都忘れだ・・」と呟くと近寄り、
スマホを構えた。
<都忘れと二輪草>
帰り際、女将さんと少し世間話。
「この花が都忘れなんですね」
「いただいたんですよ、薄紫が都忘れで、白いのが二輪草です。ほら歌に出てくる」
私達は顔を見合わせた。
「レモン、美味しかったです」
と外に出た。
空はまだ明るみを帯びていた。
男二人の立ち話。
「背中合わせのぬくもり、かよう二人は、二輪草~って歌があった」
「なるほど、その事ですかね」と答えた。
以前なら、「軽く一杯」なのだが、
挨拶し、それぞれの帰り道。
「都忘れ」に「二輪草」が良く似合う店だと思った。
二輪草は、一つの茎から二輪の花が咲くと後で知った。
盛岡の古い街にも、あちこちに高層のビルが建っている。
でも不思議と違和感がない。
そう言えば、東京の下町を歩くと屋根の向こうに連なる高層ビル。
一つの光景として目に映る。
しかし、これから日本の街は、どう変っていくのだろう。
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