Unforgettable · Beegie Adair
<音楽が流れます、音量に注意>
打合せが終わって夜の8時
盛岡「桜山」の路地を歩く。
足取りがゆっくりに。
仕事終わりで、呑みたいところだがご飯だけに。
おでんの「ハタゴ家」の暖簾を潜った。
カウンターが数席空いていた。
備え付けの紙におでんのタネを書く。
これも楽しい。
<ハタゴ家のおでん>
まず、玉こんにゃく、ハンペン、つくね、がんも
プリっとした玉こんにゃくから始める。
つくねも美味しい。
ダシが効いた汁にタネの旨味バッチリ。
どれもいい具合に滲み込んで美味しい。
後味もいいので、次々と口の中へ。
<続いて、タマゴと大好きな大根>
待ってました!
おでんは、白いご飯のおかずにならない派。
でも、「ハタゴ家」のおでんは別で、ご飯が欲しくなる。
<バッケ味噌の焼きおにぎり>
バッケ(ふきのとう)の刻みが大きめで、
春の香りが立つ。
一度、ここに来たことがあり、
ビールをそこそこに日本酒にした記憶があ事を思いだした。
<糸こんにゃく>
この椀とバッケ味噌の焼きおにぎり。
とても合う。
<今年、初の「コシアブラ」の天婦羅>
<イワシの丸干し>
よく脂がのり、箸が止まらない。
マイワシだろうか?
いつも満席の人気店だが今夜はゆっくりできた。
例のコロナの影響だろうか?
まだ桜山も静かだ。
盛岡の官庁街と南は城跡、桜山神社に挟まれた一帯。
戦後に誕生し、名店から新しい店まで、
さながら折詰の鮨の様に個性的な店がびっしり。
全国にファンも多い。
一時、再整備の話もあったが今も健在。
半世紀を超える歴史の中で出来上がった街。
路地の界隈性は人を呼び、
訪れた人は、桜山色に染まる。
盛岡が全国に誇る場所だと思う。
メインの通りには、鳥居が数本立つ不思議な光景。
週末は、笑い声が路地に溢れるのだが、まだ人も少ない。
まだ早く閉める店もあるが、だいぶ灯りも戻りつつある。
盛岡に暮らす人が楽しむ街の一つ「桜山」
早く賑わう「桜山の夜」が見たいもの。