OSCAR PETERSON AND OLIVER JONES HYMN TO FREEDOM
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡の擬宝珠のある上の橋を東に渡り、3分ほど。
6月中旬喫茶「DAN」がこの通りに移転。
と言っても前の場所から数十メートル。
「そろそろ開店したかな?」
通ってみると見覚えのあるDANの看板。
裏に駐車場があった。
「こんちには!」
「あら、いらっしゃい!」
以前より広くなり、沢山のお祝いの花。
<早速頼んだホットケーキ>
メイプルシロップを沢山かけて。
大きくて、ふんわりとして美味しい。
すいた小腹を整え、改めて辺りを見た。
「お~!盛岡食いしん爺のもりおかじまん」と「岩手 盛岡・花巻 おみやげ手帳」がラックの端に。
嬉しい!
モーニングセット、ランチ、パスタからピールまで。
メニューもそのまま。
珈琲を飲むころには、この空間に馴染んできた。
「DAN」には、社会人になって間もない頃、よく来ていた。
再び訪れだしたのは、ここ1年。
昭和50年に開店し、ほぼ45年。
ずいぶん時間は流れたが変わらない雰囲気だった。
ゆっくりしていて思い出した昨日の事。
玄武温泉「ロッチ゛たちばな」に行ってきた。
その時、近づいて見た秀峰岩手山。
やけに濃い緑が目についた。
あぜ道に入って、望遠で撮ってみた。
少し霞む中、僅かに残る残雪にまで迫る濃い緑。
こんなに高い所まで、緑が濃かったかかな?
勝手な、一つの想像だが、
岩手山の緑は、だんだん上に登り、樹々も育ち、
変って来ているのかもしれない。
山もよく見れば変わる、そんな気がした。
スマホが震えて我に返った。
人と会う時間も近い。
DANを後にした。
午前10時からのモーニングの人、ランチしに来る人。
夜のビールが楽しみな人。
色々な用途で店にはお客さんが絶えない。
半世紀近く、いろんな人が愛されているのだろう。
それは沢山の花が物語っている。
※擬宝珠
橋の欄干の飾りで、盛岡の中津川に架かる上の橋と下ノ橋に、
江戸時代から鴨川の擬宝珠を模す事の勅許をえたものです。