シューマン「ピアノ協奏曲」 イ短調 (マルタ・アルゲリッチ)
<音楽が流れます、音量に注意>
盛岡と花巻の中ほどに位置する紫波町。
駅の西口には新しい住宅地が広がる。
対照的に駅の東、国道4号線と北上川に挟まれて佇む日詰商店街。
その路地にある「はちすずめ菓子店」
オーナーの結婚を祝福し、ドアを開けるなり、
「おめでとうございます」
話ながら買い物。
はちすずめ菓子店の素材は、地元産で無農薬、減農薬。
アップルパイは、地元の林檎、南部小麦、なたね油などにスパイスで作る。
卵、白砂糖、バター、生クリームなどの乳製品を使わないビーガンのお菓子。
<スタンダードアップルパイ>
ビーガンのアップルパイは世界初らしい。
スパイシーなアップルパイ。
素材の林檎の甘酸っぱさを存分に活かしている。
<はちすずめ菓子店>HPより・要約
「わたしは、わたしにできることをしているだけ」
南アメリカの民話『ハチドリのひとしずく』で、
主人公のハチドリが最後に言った。
この一文に出会い、
趣味で楽しんでいたわたしにできるお菓子作りで、
生きていこうと決めた。
ハチドリの主食は、花の蜜で生き方は、まさにvegan。
この鳥の名をお店名にしたいと思った。
そんな時、ふと読み返した大好きな童話「黄色のトマト・よだかの星」
宮沢賢治は、ハチドリを「はちすずめ」と呼んでいた。
ビーガン、そして賢治のはちすずめ。
そんな風に導かれて『はちすずめ菓子店』は誕生。
乳製品などにアレルギーを持つ子供達も家族と一緒に、
楽しめる様にとの願いが込められている。
<ラズベリーのアップルパイ>
カリッとしたパイの生地に囲まれたしっとりとしたパイ。
林檎とラズベリーの風味を楽しむ。
美味しい。
あちこちの身体に優しい物も店先に並ぶ。
ついつい手が伸びる。
はちすずめ菓子店の住所は、「郡山駅」
昔は、川運で栄えた日詰。
地名からして沢山の馬が行き交ったのだろう。
そして「駅」の語源は、馬をとめる所と聞いた。
今はひっそり、息を潜める路地。
以前の美容院「それいゆ」の看板もそのままに。
「はちすずめ菓子店」なりのビーガンが気に入っている。
※ウエブは「はちすずめ菓子店」で検索。