George Michael - Jesus to a Child
<音楽が流れます、音量に注意>
「ブログやFacebookに載せたら迷惑ですか?」
とカフェの主に聞いた。
「う~ん、インスタなんかに載せている人もいるけどね~」
隠れ家的カフェの「時環(ときたま)は、5席と外に少しだけ
密を避けるとせいぜい2、3人と外。
「毎日やってないし、来て頂いても入れないかもね~」
と迷う。
「さほど影響力もないし、静かに載せます」
2人で笑った。
<そこで、始めにことわり書き>
月・水・金だけ開いてます。営業日は、密じゃない(笑)
けれどコロナの影響で密を避けると直ぐ、満席。
なので、なかなか入れない店。
「時環(ときたま)」なのです。
※ときたま=時々
お客さん持参のお菓子を御馳走になった。
懐かしい味、盛岡の老舗、和菓子屋「関口屋」さんの「味噌パン」美味しい!
いっぱいの黒胡麻が、いいアクセント。
いつも2枚はいく。
有名な長野県、小布施堂さんの落雁。
口どけもいい感じで、
ほのかに品のいい甘さを味わう。
窓から見える庭園を眺めている。
たぶん目が細くなっているはず。
珈琲は、濃い目に淹れてもらう。
前に来た時は、お代わりした。
「庭に出て、いいですか?」
「どうぞ、どうぞ」
たまに、どこから来るのか狸も通ったりするらしい。
動物も、ときたま現れる(笑)
贅沢なゆっくり流れる時間。
新緑の薄緑は、あっという間に抹茶色になり、
爆発的な緑の勢いに圧倒される。
生い茂った森の闇夜は、苦手だ。
ぼんやり、そんな事を思っていた。
忘れえぬ 恋の形見の
愛おしさ
生きる隙間に 漂う心
うつろいの 映える緑に
身を任せ
陽は傾くも 呼ぶ声も無く
お客さんらしい人が、覗き込んで戻って行った。
散歩の合間にしては、のんびり過ぎた。
お菓子を持って来たお客さんにも礼を言い、外に出た。
ひとり静かに珈琲を飲む、
あるいは、お客さんの持ち込むお菓子を頂くもいい。
ただし、空いていたら。
その日は運が良かった。
盛岡の古い街並みの中、
路地裏のこれぞ隠れ家的カフェ「時環」