く
HAUSER - Waltz No. 2 (Shostakovich)
<音楽が流れます、音量に注意>
「きじやまカフェ」
盛岡好きで、神奈川のIさんが惚れ込んでいる場所。
夜行バスに乗り込んで、ここを訪ねる。
カフェが開いていても「クローズ」の看板。
知る人ぞ知る隠れ家。
樹々の葉が落ちると姿を現し、
若葉が繁りだすと緑に隠れる。
その日は高松の池公園から歩いて丘を登った。
心地良い散策。
時々立ち止まり、カメラを向ける。
鮮やかな黄色は、姿を綿毛に変え、
宙に舞う準備は整っていた。
花の名前は詳しくない。
白い花、和水仙だったかな?
これは、ウコギだ。
先日、教えてもらったばかり。
味噌大根とクルミとウコギの味を思い出す。
足取りも軽くなる。
ウコギに透けて見えた薄紫。
藤の花かな?
葉陰で、誘う様な薄紫に、しばし見とれる。
丘に登ると「きじやまカフェ」は、緑に埋もれかかっていた。
その日は看板どおりに留守。
ベランダでひと休み。
あちこちに出かけるオーナー夫妻。
時にはヨーロッパへも。
電話で確認もせず、訪ねるファンも多い。
開いていなければ、散歩を楽しむ。
初々しい黄緑は、
すぐに濃い緑となり、きじやまカフェを覆う。
大きな窓ガラスに迫る緑の中で、オーナー夫妻と話しながら、
手焙煎の珈琲を飲む。
そんな楽しみは次回に。
下り始めると鶯の鳴き声に混じって雉の声。
丘を下り、
緑が丘の「BOULE DE NE IGE(ブール・ドゥ・ネージュ)」へ。
カフェも開いたらしい。
美味しい珈琲とケーキ。
散歩の後の楽しみがあれば、
どこまでも歩ける気分(笑)
<オレンジのケーキ>
ケーキとオレンジの組み合わせは、
意外とお目にかかれない。
甘さ控えめのケーキと適度な酸味のオレンジ。
ケーキは「バランス」なのかもしれないと思った。
美味しい。
食べ始めるとあっという間に完食。
紅茶の方が、あったかもしれない。
ここは、美味しい紅茶も揃えている。
満足して心も前向きに。
小高い丘への登りは、脚に負荷がかかる。
これは、いい。
平坦なウォーキングに登りを入れてトレーニング。
久々に山に登りたい。
この夏には山頂で、珈琲を淹れると決めた。