Keith Jarrett - THE KÖLN CONCERT - complete, Tom
<音楽が出ます、音量に注意>
先日、盛岡は寒い日が続いた
ある書店に行った。
安 克昌さんの「心の傷を癒すということ」
見当たらないので検索してもらうと出版元にすら無かった。
NHKのドラマの力は凄い。
しかたない、気分を変えて鶯宿温泉の「偕楽苑」に向かった。
夕方、車の温度計は氷点下4度。
温泉でいつもに増してゆっくり入り、温まる。
玄関わきの椅子に腰かけひと休み。
門からの小路に雪灯り。
汗もひき、
立ち上がると暗がりの庭の雪が「あんまん」に見える。(笑)
帰り道、さらに下がってマイナス5度。
今日は、家ご飯。
「粕きんしうり」もこれで最後。
飴色、琥珀色、なんとも魅惑的。
そして美味しい。
サラリーマン時代
忙しい日々が続いたが、
時々エアポケットの様に開放されると目的もなく遠回り。
戦中派の父の世代は、平和になり働き詰めだった。
年がら年中、暮らしは仕事中心。
深夜まで仕事か呑み会。
子どもの頃、父は、しょっちゅう仕事仲間を連れて来た。
突然の客に母は、肴を作る。
何も無い時は、庭の片隅の野菜や紫蘇の葉を天婦羅にしたり。
仕上げにきつねうどん。
帰って静かになると母は、いつも突然の出来事に小言。
父は、イビキで返事。
育つうちに自分は、仕事以外の時間を持つ人になると思った。
気がつけば組織の中で仕事に追われていた。
過密なスケジュールから、ふいに開放されると戸惑う自分。
そんな事を思ったりの夜。
口淋しくて先日、老舗「丸基屋」さんで買った「城もなか」
いいところを上手く撮れないので、
昨年、発行した「おみやげ手帳」から(笑)
もなかの皮と餡が別々。
出来立ての様にサクサクして香ばしい皮と甘さ控えめの餡。
美味しいものでも心は満たされる事も。
フリーランスは、仕事と私的時間の区別をつけにくい。
今日は、久々にゆっくり。
「心の傷を癒すということ」を再生して見た。
人を孤独に、淋しい想いをさせない事。
「なあ、ルハン君、いつも癒しをもらっているけれど、君は淋しくないかなあ~」
あれ?
猫君達は、眠るのも毛づくろいも大切な仕事。
なんだか瞼が重い。
今日は、早く寝床に潜ろう。
しかし、今、この本は必要な本の一つだと思う。