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秋田県の大舘に行った帰り道
東北自動車道を使わず、国道282号線「鹿角街道」を走った。
樹々の葉も散り出し、風も冷たい。
湯瀬温泉に浸かり、元気回復して走り出せば、すぐ岩手県。
田山と言う集落を過ぎ、荒屋新町に入った。
転勤族だった
荒屋新町は、中学生の時、一年半ほど暮らした街。
高校に入ると父を残して、賑やかな街に戻った。
厄年など人生の節目には、まだ同級生から案内が来る。
自動車道を走ると山に囲まれた家並みを下に見て懐かしむだけだが、
街道を走れば、浮かび上がるあの頃。
しかし、夜に盛岡での予定もあり、薄暗く静かな町を通過した。
しばらく走って見えてきた看板。
ここは外せない。
閉店時間、ぎりぎりに入り、買い込んだ。
<ふうせつ花の厚揚げを焼けば、誘惑の狐色>
歯応えもよく美味しい。
シンプルでもちゃんと味わい深い。
「そうそう、この狐色と香り」と心が騒ぐ。
<焼く前、見るからに美味しそう>
<ふうせつ花の「寄せ豆腐」>
<美味しさが見えている>
滑らかな口当たりから始まり、大豆の自然な甘みは後味もよく飽きない。
寄せ豆腐は好んで食べないが、これは好きだ。
気がつけば残りは少なく。
しっかりと吟味された大豆の味を活かしている。
店内には、湯葉やスイーツなども並ぶ。
訪れる度に、あれやこれやと。
今日は鹿角街道を行き、大館で「きりたんぽ」を食べ、
帰り道で「湯瀬温泉」に浸かり疲れを癒した。
想い出は置き去りにして「ふうせつ花」で買い物。
家に帰り、食べに食べた大地の恵み。
作り手に、感謝したくなる美味しさだった。
山に囲まれた街道には、まだまだ色々な店や想い出の場所がある。
今度は苦手な早起きをして、じっくりドライブに出かけよう。