<音楽が出ます、音量に注意>
週末は雨の予報
10月17日に八幡平に出かけた。
出発は、いつものとおり午後ゆっくりと。
冬は下倉スキー場で滑り、松川温泉で筋肉をほぐし、
春は八幡平でスキー。
夏には山歩き。
なのに紅葉の頃の記憶が薄い。
紅葉を最後に見たのは、いつだったろう。
八幡平アスピーテラインから樹海ラインに入るコースにした
アスピーテラインを走りながら何度も車を停めた。
眼下に広がる山懐は深く、雄大で広々とした景色。
<眺めていると心も透きとおってくる>
上るにつれて夕陽が水平に見えてくる。
深い森に夕陽が差し込み綺麗だ。
零度に近い気温の中でもほっこりと見える。
青春時代、何度か紅葉を見ているはずだ。
助手席の長い髪ばかりを気にしていたのだろうか。
微かな記憶の光景より、山々に包まれ拡がる樹海は、何倍も迫力がある。
それでいて密生する、いっぽん一本の樹々が華やいで、
さながら樹海は、秋祭り。
夕方は5時には、出入口が閉鎖されるので、樹海ラインを下りる。
刻々と陽は傾き、景色の彩度や奥行きが変る。
もう少し早く来れば良かったと想うが、今の時間だけの美しさがある。
松川温泉まで下りて松川荘の露天風呂にゆっくり入る。
風呂から上がると宿の人が電気を点けに来た。
「暗かったでしょう、すいませんでした」
薄暗い中での露天風呂も良かったと言った。
四季を通じて綺麗だと話していた。
宿は夕飯の頃で露天風呂は、ひとりで貸し切り。
今日は、全てを独り占めの気分。
外は暗く、かなり冷えていたが、芯から温もっていた。
その夜、家に帰って、
松ぼっくりと花月堂/プランタンプランとがコラボした「松ぼっくりロール」を食べた。
ヨーグルトを包むロールケーキは優しく、スッキリした酸っぱさは、
二度目の恋の味(笑)
美味しかった。
さて、今夜は早く眠ろう。