<音楽が出ます、音量に注意>
半年ぶり。
ようやく、立て込んでいたスケジュールにゆとりができた。
待ち望んでいたはずの時間。
しかし、昼近くに起き、暗くなってもぼ~っとしている。
昨晩の呑み会。
10時前には、打ち止め。
家に向かって歩いていると小腹がすく。
頭によぎった「山頭火」(盛岡大通店)
大通りから裏に入いり、かなり久し振りに寄ってみた。
前と違って、販売で食券を買うように言われた。
しかし、出てきた味噌ラーメンは相変わらず美味しかった。
強いて言えば、少し麺が硬めになったような気がした。
十数年ぶりだけに、味の記憶はイメージでしかない。
美味しい。
チャーシューも美味しかった。
細く刻んだ木耳の感触は、昔のまま。
組織の中にいた頃は、よく呑んだ。
カウンターに腰かけると連なり始める想い出。
事あるごとに、「今夜は、どう?」
誰かの言葉に一斉に机を片付け始めて。
決して早い時間じゃない。
繁華街は、遅くまでネクタイを緩めたサラリーマンで溢れていた。
二度と逢えなくなった仲間もいるし、まだ元気でバリバリも。
あの頃は、まもなく日付が変わる頃になって〆のラーメン。
屋台もあり、遅くまで食べれる店があちこちにあった。
数人で席につくと、
「まず、ビール2本かな?」
ちょっと疲れた乾杯。
我に返り、辺りを見回すと黒系のスーツの姿に混じって若い女性もいた。
みんな静かに食べている。
呑み会帰りと言うより、遅い晩ご飯という感じ。
深夜の前ということもあるのだろうか?
昨夜の呑み会では、少し呑み過ぎた。
いつも呑んだ翌朝は、無口でぼ~っとしていた。
それだけは今も同じ。