<音楽が出ます、音量に注意>
ちょっと虚しく、ぼお~っとしている蒸し暑い午後。
盛岡の街から南へ。
市街地が途切れた辺りにある丘を目指した。
りんごの樹の傍に車を停め、坂を上る。
ミカフェには、りんごの白い花咲く頃に来て以来。
もう、9月、紅く大きく実っていた。
<「ミカフェ」のりんごのトースト> こぼれそうなりんご
りんごの丘の中腹にあるmicafe(ミカフェ)
季節に一度は、訪れる。
オーナー家族に育まれ、今年も紅く青く実るりんごたち。
強い陽射しを浴び、まんまると。
例年なら、長袖の腕を捲るぐらいの季節。
暑い。
でも、草の緑に落ちたりんごを見つけ、しゃがみ込むと、木陰は涼しかった。
潜んでいた秋を見つけた。
美味しいりんごのトーストを食べながらオーナーの話を聞いた。
今年のブルーベリーは、ちょっと淋しく、例年と違う気候のせいだそうだ。
降る雪が溶けて地中深くに潜み、地肌から滲み出てくる。
自然の貯水のメカニズムが狂いかけているのだろうか。
盛岡は、今年、選挙が続いた。
国政から始まり、市政、県政まで。
でも、地球環境の話を聞いた記憶が無い。
票に繋がらないのだろうか。
多くの作り手達の切実な想いは、どこへ。
想えば、たいてい、うつむき加減の心を引きづり丘を上って来る。
今日も美味しいりんごやブルベリーを楽しんで、
少し元気に丘を下りて行く。
日没に閉店の mi cafeは、りんご農家の素敵なカフェ。