<音楽が出ます、音量に注意>
季節が変る頃になると足が向く「SABO」
もう数年続く、恒例の「自分行事」
初めて行ったのは何年前だろう。
仕事の打合せのはずが、途中から相方はビールを飲み始めた。
もう懐かしい想い出。
「こんばんは」の後、
軽く、マスターと互いの近況を交わす。
「さて?」
黒板を見ると日替わりパスタが気になる。
「自家製コンビーフとナスのトマトソース」
気になったら食べてみる。
「食」も一期一会。
「それとちょっぴりサラダに本日のコーヒー」
とマスターにお願いした。
<いつもながら綺麗です>
コンビーフとナスの風味をトマトソースがまとめて、美味しい。
初めての味。
素材にこだわり続ける男の作るパスタ。
サラダに何かがのっている?
「食べたみてください」とマスターは、ニヤリ。
カルボナーラで卵黄を使い白身をサラダに。
卵の特有の匂いも無く、するりと喉を過ぎた。
「美味しいなあ~」と言うと「夏はサラダでたんぱく質も、なんて思って」
ドレッシングがまた美味しい。
酸味が爽やかで、フレッシュな野菜を一層、美味しく。
いつも底に残る一滴を飲むのです(笑)
日替わりパスタ 1,000円 ちよっぴりサラダ 150円
いつか彼が、腕組みして話していた。
「自分では一生懸命なのに、なんかサボってるって、皆からよく言われてたんですよ」
店の名は「SABO」
マスターは、連日、身体も心も汗をかく。
お客さんの反応も見ないふりでして気にかけている。
今の自分を昔、神経質でシャイだったと知る人は少ない。
今週末、高校時代の友人たちと呑む。
たいてい、前回と似たり寄ったりの話。
でも時折、
「お前はさ、意外にシャイなところがあったよなぁ~」と言われる。
傷つきやすい思春期を共に過ごした友人は、ちょっと知っている。
たぶん、女の人の話は今が前提。
男達は、友の横顔に高校時代の微かな面影を見ている。
そんな気がする。
ほとほどに酔いが回ったら、あの頃、
お互いを「どんな奴と思っていたか」を話題にしてみよう。
面白いかもしれない。
話している間に「否定」は、各々一度だけと約束して。
呑み代は、破った人のおごり(笑)
健康や親のこととなど心配ごとが多い世代。
何度も聞いた話も歓迎しつつ、ちょっと刺激も欲しい(笑)
優しい味を堪能した夜。