ここ一週間、色々なことがあり、自分の未熟さを痛感。
サラリーマン時代は次々と起こるアクシデントに対し、
合理性、効率性を追求していると失敗を悔やむ時間とエネルギーを課題解決に向けた方がいい。
事務的な前向きさが身についていた。
しかし、組織から離れ時が経ち、失敗に対する免疫力が弱々しくなっていた。
失敗に、「はあ~」とため息ばかりで、寝転がっては力なく寝返りを打つ。
そんな時、決まって猫君は、つかず離れず傍らにいる。
鳴きもせず傍に。
何にもまして救われる。
そっと撫でれば、優しい眼。
弱気な自分が見透かされている。
もう幾度、この子に救われただろう。
見つめる視線も違いがある。
猫と人間の付き合いは相当古いらしい。
土器に入った穀物を狙うネズミたちの番人として共存し、
エジプトではその昔、神格化された時期があったらしい。
4年半の付き合いで分かったのは、鳴き声、行動に沢山の種類があること。
「ごはん」と言うとしっぽをピント立て、「にゃ~ん」とやってくること。
「バイバイ」と手を振ると何度かゆっくり瞬きをする日、
手や足に絡まる日も。
それでも収まらず、かじりつく日もある。
同じ一日がない。
毎日が定型的になりがちな暮らしに、猫君は、毎日楽しい凸凹をつけてくれる。
世界中の猫君達には、それぞれに性格、特性があるんだろう。
瞳を見ると撫でたくなり、モフモフのお腹に触れたくなる。
そんな日は自分に余裕がある証拠。
時々、「調子にのるんじゃないよ」と見えたり。
月に一度はペットショップへドライブ。
数分で爪切りは終わり、いつも「お利口でした」と言われる。
親バカ丸出しで、「そうでしたか」とニンマリ。
家の窓から外を眺めたり、車から見ている背中も愛らしい。
眠る姿を見つめている自分は、とっておきの優しい顔。
それを彼は、薄眼で見ている(笑)
先日、盛岡の老舗蕎麦屋「直利庵」で、カツ丼を食べていた。
近くのテーブルの女性達の声が聞こえてくる。
家の猫君達に何かお土産を買って行く話。
「チュール」と聞こえたり、猫君達を愛する話で盛り上がる。
美味しいカツ丼を食べ終わる頃。
猫君達から、旦那さんの話題になり、まるでダメな男達にしか聞こえてこない。
きっとお土産は無いのかも?
さて、なんか玩具をお土産に買って行こう。
「親バカ日誌」」でしたが、猫君と暮らす人には分かってもらえる自信あり(笑)