<音楽が出ます、音量に注意>
奥州市まで行った帰り道、
花巻のMachou(マッシュ)によって珈琲とケーキでひと休み。
「お久し振りです」とマスターの笑顔に嬉しくなる。
ケーキを捜しているとカキ氷を始めたという。
その言葉に一緒の人の眼が輝くが、ひとつ乗り切れない。
カウンターのカップルの前に置かれたマンゴーのかき氷が目に。
すかさず「かき氷の抹茶」を頼んだ。
<抹茶のかき氷・アイスもバニラもあったが抹茶に>
テーブルの二人はそろって「ほぉ~!」
厳選された素材。
小豆も黒豆に至っては丹波だった。
シェアするつもりの二人の視線がぶつかる(笑)
先を譲る。
「う~ん」とうなり「美味しい~」と声を搾り出す向かい。
続く幸せそうな笑顔。
こちらの番。
バニラアイス、小豆、黒豆、白玉とどれも美味しい。
口を休めのクッキーと抹茶のオリザが、またいい。
オリザというロールケーキ。
米粉で作っているが、そのきめ細かさは絶品。
ふわふわのかき氷は、下になるにつれ抹茶らしさが増してゆく。
二段に抹茶が仕込まれていた。
いよいよ濃厚で美味しい。
「そこ、ひと口いいですか」懇願にちかい(笑)
最後は器についている取っ手を掴んで完食。
「けっこうな、おてまえでした」
次は、レスカ。
「レスカ?」と向かい。
「レモンスカッシュのことをそう言っていたのです」
国産のこだわりのレモンの涼しい香りと優しい炭酸。
お洒落で「美味しい」を出してくれる。
コリ店は、何でも甘さが憎いほど丁度良い。
マスターの夢だったカフェ&バーの名前は「マッシュ」
コスタリカを飲みながら、ついつい長居。
いつか夜に来たいと想う。
高校時代、花巻で暮らし卒業すると東京へ出た。
帰って来たものの盛岡へ。
今でも高校時代の友人とのつきあいは続いている。
あの頃、覚悟はしていてもテストの数字に頭を抱えた。
学期が進むにつれ成績は転がり落ちたが、勉強に目覚める友や恋に堕ちる仲間。
色々と語り合う眼差しは、真剣だった。
仲間との楽しさを知りつつ、孤独な時間にも浸りきったりしながら、、
傷つきやすい思春期に「オレは、オレ」を見つけた。
9月に、花巻の祭りがある。
祭りの間、元気のなくなった昔からの商店街も見渡す限り、人で溢れる。
色んな出逢にほっとする時。
今から秋が楽しみ。