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盛岡を国道4号線を南へ

今日は12月20日、晴れたり曇ったり。

紫波町に入り、旧国道、日詰商店街に入る。運動公園方面に左折し、信号を過ぎ、

運動公園近くをさらに左折して道なりに。

 

その日は、珍しく、目的地を決めていた。

「ぶらり、ふらりの食いしん爺」も寄り道なしに、まっしぐら。

 

目指したのは、

「はちすずめ菓子工店」

 

 

 

パイは、全て地元紫波町産の南部小麦全粒粉を使い無農薬の菜種油と自然塩だけで作るという。

 

<卵、乳製品、白砂糖など使っていない菓子工房>

 

場所がまた、ふるってる。

レトロな日詰商店の裏、紫波町日詰字、郡山駅という場所にある。

駅も無いのに郡山駅?

昔、日詰は川運で栄えた処。ここから南部の馬を船に乗せたと聞いたことがあります。

それで日詰(ひずめ)なんだろう。

運送が盛んだったわけで、タクシー会社のヒノヤさんもこの地からだそうです。

 

そして駅という字。

馬です。

街道の宿場だったから、「郡山駅」なのだろう。

昔、日詰は、奥州街道と川からの輸送の拠点で賑わっていたのだろう。

今は、昭和の雰囲気漂う商店街。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オーナーは、子供の頃から調理が好きだったようです。

色々な経験をして岩手に戻り、ついにはクラウドファンディングで資金を集め、

日詰の商店街裏の美容院をリノベーション。

リノベらしくない感じがいい。

外観は最低限の改修で、なんと美容院の看板もしっかり残して。

 

そして驚いたのは、本も出版!

「VEGAN(ビィーガン)」

<卵、乳製品、白砂糖を使わない焼き菓子>

 

とても素敵な写真、デザインと文もいい。

手に取って見ているうちに欲しくなって、買っちゃいました。

マクロビやビィーガンの話も読みました。

自分的には、

季節ごとに旬のものを、

自分の住む土地から採れる恵み。それらを皮まで丸ごと食べる。

 

本には、パイは勿論、キッシュ、スコーン、クッキーなどからスープまで惜しみなく。

 

とても印象深かったのは、あとがき。

それは「最愛の娘へ」とありました。

心身共に健康で平和で幸せであることを娘さんへの贈り物として結んでました。

 

ビィーガン、って?

ベジタリアンと区別もつかない自分ですが、勝手に解釈させていただきますと、

環境なども考えながら、心も健康に。

まあ、自分にとっては精進料理を食べて地球を想う。

って感じに捉えています。

後は、それぞれの感じ方でよろしいかと。

 

 

 

 

3人だけれど今日は2人でした。

しばらく2人の様です。

 

 

 

 

料理教室もやっていたり、レシピ本出したりと、自分達の世界をどんどんみんなに提供。

良いと想ったものを惜しみなく広めています。

 

帰り道

我慢できずに、近くの紫波のオガールでコーヒーを買って食べました。

香辛料的には、始め苦手な人もいるかもしれない。

でも、食いしん爺は、かる~く、パイを2個、バクバクでした(笑)

とても美味しかった。

はちすずめ菓子店さんから幸せを分けてもらった感じの帰り道。

 

食いしん爺の通う場所が、間違いなくまた一つできました。