日本人は、ラーメン好き
ことさら麺好きな盛岡の人、「めん都もりおか」なんて本まで
近頃、盛岡と言えば冷麺、蕎麦、じゃじゃ麺。でもパスタも好きでイタリアンの店も多いが、
特にラーメンの店が目立つ。
ラーメンといっても奥が深い
はっきりとした知識はないが、古くから色々な物語がありそう。
いずれ明治以降、中国料理から日本人好みに作られてきた様だ。
ラーメン、拉麺、中華そば、志那そば・・・
今や、札幌はじめ、ご当地ラーメンブーム。
「鶏ガラ」「豚骨」「魚介」など出汁から異なり、タレや具も様々。
人それぞれの嗜好があり、一押しがある。
だからラーメンのランキングの記事をあまり、あてにしない。
自分の区分けは、「あっさり系」と「こってり系」ぐらい
さて、前置きは、ここまでに。
先月のことでした。
11月の末、北国も盛岡は、夕方になって急に冷えてきた。
花巻で用事を済ました夜の帰り道。
「濃厚なこってり系のラーメン食べて帰りませんか?」
今まで、あっさり系の同士だとばかり想っていた人が言った。
盛岡へ向かい、矢巾を過ぎた辺りだった。
そう言えば、この辺りに、
「ここのラーメンは美味しいよ、いつか一緒に行きましょ!」
あるラーメン好きの女性が力を込めて言っていた。
印象的な名前だったので、忘れていなかった。
「穴場」という名前で、国道4号線沿いにあり、少し南に移ったはずだ。
そのことを話しているうちに、矢巾町から盛岡に入り、西見前という辺りで、
助手席から、
「あれじゃないですか!」
<極上拉麺専門店 穴場>
魚鶏豚骨だし「にんにくパンチ」の味噌 880円(税込み) ※11月29日現在
レストランみたいな入口
極上で拉麺、そして専門店ときた、自信漲る看板
営業時間はこのとおり
メニュー、価格や営業をさっぱり載せない不親切なブログだが、洒落た看板につい。
ゆったりとした二重の玄関、温度管理にも気配り。
箸も凝っていた
ラー油もなんと自家製で、とても美味しかった。
「にんにくパンチ」という名の食券を買う
味噌と醤油と塩から選べる。
二人とも味噌。
カウンターの中もゆったりとして隣にも厨房が拡がる。
出て来た「にんにくパンチ」は、まずビジュアル、香りよし!
「時々、なんとなく濃厚なラーメンが食べたてみたいって思うんです」
なるほど、あっさり系好きの人が、意外に恋は濃厚、こってり系だったりして。
なんて想っては、馬鹿みたいに一人、にんまり。
隣の人は、じっと拉麺を見てからゆっくりレンゲを持った。
スープ
「美味しい!」と飛び切りの笑顔
濃厚、コク、旨味・・・・
そして身体に優しい様に、全てこだわりの手作り。
お見事。
続いて麺
もちもちっとして、それでいて喉越しもいい。
「美味い」と今度は自分が笑顔。
刻みタマネギとニンニクが香ばしく、美味しさを引き上げる。
全てを自分達の手作りにこだわっているそうだ。
どうも、こってり系を避けていたが、いやいや色々ありそうだ。
まだまだラーメンの世界は、広くて深い。
食べ終わって大満足。
「また、連れて来て下さいね」
とこってり系に惚れたみたいだ。
実は、この人にも、まだまだ知らない世界があるのかも。