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先週の土曜日、
プチ同級会は、たまたま男女5人づつ。
昭和レトロの街、盛岡は八幡にて
集合場所は、お好み焼き「すずめ」
入って来て、みんなレトロな雰囲気に「へぇ~!」と言ったり、キョロキョロしたり。
お好み焼きは、みんな相当に久し振り。
来た順番に座る。
男は、通路側、女性陣は壁に背を預ける側に。
5時半でも外はとっぷりと暮れて、全員集合。
「それでは、人生最後の合コンかもしれないので、楽しんで下さい」
向き合って座った趣旨を説明した。
つまり、日頃、家族の面倒をみて家事に追われている女性達は、黙って食べて呑む。
今夜は、お好み焼きから、オーダーやら向かいの男がする。
4人で一つの鉄板を囲むので男2人が、向かいの女性2人の要望に合わせて作るのです。
残りの2人は幹事役なので2人でしっぽりと昔話
女性の幹事役のAちゃんのためにシーフード天と豚焼きそばを焼きながら、
幹事2人は、皆の様子を見ていた。
さっぱり女性達に相談せず、
「モダン焼きだな!」と焼き始めるテーブル。
隣は、丁寧に相談している。
すずめのマスターも忙しい。
てんでバラバラの飲み物とお好み焼き。
鉄板が熱くなって、いよいよみんな楽しそう。
意外に男たちは、なかなか手際がイイ。
さては、普段もかいがいしく調理している?
でも案の定、人任せで、呑んでばかりの男もいる。
ほっておいても大盛り上がり。
昭和を感じて味わって、話して満足顔で1次会は終了。
次は、八幡の夜の街を少し歩いて小料理「福ろう」へ。
「こんなお通しがいいね」
と口を揃える女性達。
確かにお好み焼き、焼きそばなどでパンパン。
これは、いい。
2次会は、昔話と近況が交錯して時間が行ったり来たり。
Kさんが、想い出したと言って話し出した。
「あのさ、東京で呑んだのよ、F君達と」
あれは、学生時代の話だ。
「そしたら、帰り道、ぐっらぐっらして大変だったのよ、あたしはあの時に呑み方を学んだのよ」
確かにそういうこともあった。
「それでね、スクリュードライバーを皆で呑んだのよ」
みんなの笑い声。
そしたら、Mさん、
「首謀者は誰だったの?Kちゃん」
Kちゃん、F君を指差した。
Mさんも更に突っ込んだ。
「酔わせてどうするつもりだったの? F君?」
先程より大きな笑い声で、この話は終わった。
確か、7、8人のうち半分の男達の方が早く、ぐったりしていたのを覚えている。
今夜は、赤武酒造で、じっくりと。
あ~美味い。
でも、病み上がりは気をつけて呑まなくては。
帰り際、Tさんが、
「あの、邪魔にならなければ、持って行ってください」
と一人一人に紙袋。
中を覗くとシュトレーン。
あっ、もうクリスマスの季節。
少しずつ食べてだんだん白い粉砂糖が染みていくお菓子。
毎年、食いしん爺はクリスマスまでもたない。
美味しそうで、今年も無理だ。
「みんなの分あるんだ、さすがだね~?」
9個も作ってくるとは、確かにTさんらしい。
現実の暮らしと遥か彼方の想い出とを行ったり来たり。
それぞれ、変わっているのだろうが、
みんな、意外に根っこのところは変わっていないのかもしれない。
あるいは、変わらない部分での付き合いなのかもしれない。
とにかく、たまに逢うのはいいものだ。
後は、いつもの男2人でもう一軒。
さて、盛岡八幡界隈、どこにしようか。