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平安時代の延喜式に「鮓(すし)」のことが出ているらしい。

遡ること千年の歴史があるとは。

 

「鮨」よく見ると「魚」が「旨」い、なるほど

鮨も寿司も当て字なんだろうと察しがつく。

五目寿司、手巻き寿司、稲荷寿司など縁起がいい。

 

時代を遡れば、織田信長が明智光秀を叱りつけたのも徳川家康に出した鮒鮓。

若い頃、初めて鮒鮓の話を近江出身の人から聞いた時、とても驚いた。

発酵させたら大変な匂いだろうと思った。

今でも忘れられない、その時の話。

「それが、とっても美味しいんです、あれは絶品です!毎日でも食べたい」

「・・・・」

 

 

そんな歴史を辿ってきた鮓。

江戸前鮨について若い頃、魚にひと手間かけるもだと教わった。

その時、おごってもらって味を占めたのは「えんがわ」だった。

 

重兵衛の千円ランチに、茶碗蒸しを追加した。

蓋を開けて、そんな鮨と寿司などの話や想い出が、すっ飛んでしまった。

 

 

  その追加した 「茶碗蒸し」

 

蓋を開けて息を呑んだ、「綺麗だ!」

 

 

 

鮨を握る二代目の姿に見とれる。

ネタを切る包丁の滑りもは勿論だが、何と言っても、指先でネタを摘まんだと思ったら皿の上。

二度? 一度?

あっという間の握り。

仕草が滑らかで手品を見ているようだ。

それでも握れている。

 

 

天婦羅も美味しい。

 

 

 

店の中は、意外なほどに広い空間。

白木のカウンターは、青森ヒバで、広い空間を落ちつかせている。

席につくと親方の手仕事がすぐ目の前で。

綺麗に並んだネタを見ているだけで嬉しくなる。

 

たまに贅沢と想っても今月は苦しい、なんて時だって千円でランチ。

昭和52年から続く「重兵衛の鮨」を味わえる。

しかも、カウンターで。

 

 

汁椀に放たれた菊の花

 

 

ユーミンも盛岡でコンサートの後は、重兵衛で摘まむらしい。

もう長い間、続いているとのこと。

今や、東京まで新幹線で二時間と少し。

日帰りで帰るとんぼ返りの人が殆ど。

ユーミンが、ゆっくり盛岡の味を楽しんでいると想えば、それだけでなんか楽しい。

 

 

昭和52年創業。

あの頃、何をしていたかな?

自分にとって毎年恒例、どこまでも振り返る季節、初冬が始まる。

「なんでこの季節に振り返るのか?」

 

雪の想い出や冷たい想い出が多いのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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