病み上がり。

元気をつけるべく、今日も鶯宿温泉に。

いつも雫石の街を通って。

国道46号から、街へ入る。昔はこの街道が本筋だったのだろう。

 

昔は、宿場町で栄えた街。

秋田の港から南部産の馬も載せられて行ったらしい。

沿岸から魚の塩干類から、海ほど山ほど荷物が行き交い、秋田街道は賑やかだった。

秋田へと続く国道46号線は、昭和50年の仙岩トンネル開通で大きく変わった。

そう言えば、「仙岩峠」と明治期に大久保利通が視察に訪れて命名したという話を想い出した。

 

今も旅館があったりして街道の名残があるし、レトロな一本街。

何度も走っている道に、気になる場所がある。

今日は、盛岡を早く出てきたので、たっぷりの「ゆとり」

 

いつか行ってみようと想っていた「中村屋」

 

まずは、鶯宿温泉に行く前の腹ごしらえ。

 

懐かしの「ナポリタンセット なんと驚きの500円!」

 

スープも美味しい!

懐かしのナポリタンは、ですね。

「あれ? 具が無い」 いやいやすっかり隠れていましたが、少なめ。

 

この味には、その少なめがいい。

お弁当の隅、ハンバーグに添えてある、あのナポリタンの味。

いつも想っていた「もっと食べたい!」

それがいきなり主役で出てきたので、独りほくそ笑む(笑)

 

ひゃあ~ このシンプルな味がたまらない!

 

 

ハンバーグにポテトや野菜と並んで置かれた、あのナポリタン。

それだけ、もっと食べたいといつも想ったなぁ~

大人になっても。

 

 

 

 

それに、サイフォン珈琲300円、セットで200円にしてもらった。

 

 

店のオーナーらしき方は、口数も少なく真面目そうな方。

でも、暗い感じはないので、居心地がいい。

忙しく厨房の奥でお菓子作り。

 

 

満足して、改めて店の中を見渡す。

和菓子から洋菓子まで幅広く楽しいお菓子が並ぶ。

中でも、旬の栗を使ったお菓子が美味しそうだった。

勿論、素材は地元産。

 

 

 

 

 

 

 

日光の天然氷で「カキ氷」 創業から90年の老舗は、進化し続ける

地元のテレビにも取り上げられた天然氷にこだわった「カキ氷」

別に、この夏のトレンドだった「ふわふわカキ氷」も。

冬だけかなと思ったが一応、聞いてみた。

「夏だけやってるんですか?」

「いつでも食べれますよ」

凄いぞ 「中村屋」さん!

 

 

 

挨拶して、入り口に向かう。

あら?

アイスのケースを覗き込むと、なにやら「昔のアイスキャンデー」のようなもの。

 

「くずしゃりキャンディ?」

「あの、これ何ですか?」とまた尋ねた。

「くずで作ってあるので、ビシッと凍らせると「アイスキャンディ」溶かして「ゼリー」

そのまま食べると、柔らかいアイスっぽい」

ときた!

 

しかも、イチゴ、マンゴー、ブドウなどと魅力的な揃え方。

勿論のこと食いしん爺は、買う。

マンゴーが品切れだったので、ブドウ。

 

 

挨拶し、中村屋さんを出てすぐ隣の駐車場へ。

外にデッキみたいなテーブルもあるが車に入った。

あららぁ~ 柔らかで美味しい。

 

 

感激していると通りを子供達がぞろぞろ。

 

 

パパっと食べた。

 

近頃、度々雫石に来ているが、ゆっくり街の中にいたのは初めてだと想う。

少し歴史を紐解いておけば、さらに面白そうな街だ。

 

<反省>

もっと早く寄れば良かった。

教訓 「何か気になる時は、自分の直感を信じ、素早い行動」

それに、毎回街を通っても同じということは無いのだろう、歩く人、店構え、道端の花、陽射しなど。

そこに気がつく発見力も大切だ。

近頃、どうも感性、感覚とみんな鈍っている、とまた反省。

 

そんなことを想う、鶯宿温泉「偕楽園」の露天風呂。

「あ~ いい湯だなぁ~、むっ、確か中村屋さんに天ぷら蕎麦、あったなぁ~」

「お菓子屋の天ぷら蕎麦とは」

気がついたら早めに・・・