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その日も暑かった

フレーバーな珈琲と山地酪農の牛乳を使ったプリンを目当てに、

訪れたのは「NAGASAWA COFFEE』

しかし、プリンは完売。

でも、水だしの美味しいアイス珈琲(cold Brew ケニアの深煎り) と

バタークリームサンドクッキーで、大満足

 

 

バタークリームサンドクッキー

クリームは、しつこさも無くて美味しい、クッキーもいい具合にしっとりで、もう一つ食べたくなる。

 

 

数年前にイタリアンの「SA・BO」で

好きなパスタとモッチモチのピザの後に出たのが「NAGASAWA COFFEE」だった。

振り返れば、この1年で5、6回は来ている。

盛岡の学生の街上田通りにあり、ほど良い珈琲の香りに包まれた素敵な店。

何度かブログにアップしようと想ったけれど、読み返すうちに、書いては:消去の繰り返し。

 

 

<ちょっとだけ、珈琲の歴史>

どうしてなのか、分からないが、

カフェのインテリアの一部になって綺麗に置かれた焙煎機や珈琲豆を見て、

いい香りに包まれていると珈琲の歴史を想う。

詳しいことは分からないが、

エチオピアで山羊飼いの少年が山で赤い実を食べた山羊が興奮し、

その原因だった赤い実から始まったらしい。

日本では、幕末に北海道に駐屯した津軽藩士が、防寒など薬的な感覚で、

黒くなるまで煎って布袋でこして飲んだ。

今、弘前で「藩士の珈琲」として復活している。

 

<トレンドのスペシャリティ珈琲>

珈琲豆の生産、流通ルート、焙煎、抽出し、カップに収まり、テーブルに置かれるまで、

全てのプロセスで、高いクオリティと豆の持つ上質の風味を活かす。

それがスペシャリティ珈琲には必要らしい。

 

まあ、食いしん爺は珈琲は大好きだが、さほど知識も無く、ただ色々な味を楽しみたい。

 

このCold Brew ケニアの深煎りは、雑味なくするりと喉を過ぎ、

ついつい飲んで、あっという間に氷だけ。

 

 

一つ置いたテーブルでは、何かの打合せのようで、ノートにメモしながら話している。

 

 

小さな空間ながら、落ち着く雰囲気

そう言えば、前に来た時も壁際の席で、

珈琲を飲みながらテキストを睨んでノートにメモしている人もいた。

 

その日は上田の地域でお祭りがあり、テイクアウトで珈琲を買い求める人も多かったが、

3時の美味しい時間をたっぷり味わった。

 

盛岡の街には、歴史のある喫茶店を始め近郊にも沢山のカフェがあり、焙煎の店も多い。

それぞれの店主が美味しい珈琲と居心地の良い小さな空間を創る。

たぶん盛岡の人は珈琲を飲みながら話すことも好きなのだろう。

小さな宝石のように散りばめられたカフェをいつかまとめて紹介してみたい。

そう想うだけで久し振りに少しワクワクした。

 

 

日本では、大正、昭和の初めに愛好する人々が増えたらしいので、

あの本町通り(大手先)にある「喫茶ママ」の操業86年は、相当な歴史だ。

やはり、盛岡の人は、昔から珈琲好きが多かったのかもしれない。

 

その日、店を出ると、盛岡の上田通りは、地元の祭り。

さんさ踊りの太鼓の音に誘われ寄ってみた。

小さな楽しみが、山ほど転がっている街なのかもしれない。