<音楽が出ます、音量に注意>
ゴールデンウィークも残り少なって、久し振りに訪ねた「ちひろ菓子工房」さん。
古民家をリノベーション。
開店当初も今も賑わっていた。
時々、打合せでお邪魔したが、
ケーキが並ぶと雑談が続く、続く(笑)
<バナナの入ったモカロールケーキ>
バナナを包むスポンジと、ぜんぜんしつこくないバタークリーム。
あ~美味しい。
今日は打合せじゃない、ずふっと腰を下ろしてにんまり。
こんな時間、なんだか久し振り。
この珈琲、雫石の「オーロラcoffee」の豆を使ってます。
チョコレートケーキも美味しい
なんか珈琲との相性抜群!
古民家の梁や柱を活かしつつ、モダン。
とても居心地の良い空気感。
ずふっと腰を下ろして、くつろぎのひと時。
シフォンケーキに自信ありの「ちひろ菓子工房」
可愛い花をのっけて、ロールケーキが華やぐ。
春になり、古民家は花々に囲まれ、辺りに映える。
古い建物だって蘇る。
目の前の道路が4車線の工事中で、歩道になる部分から駐車場も砂利。
そんなことが気にならず、いそいそと玄関に歩いて行く。
<去年に来た時のこと>
カフェのスペースに入る前にケーキと飲み物を選んでスリッパに履き替える。
その日、ガラス戸に向かう席が空いていた。
庭の木々の上の空を見上げた。
子供の頃、縁側で母の焼いたホットケーキに、
貰い物のバターをたっぷり、そしてやはり貰い物の蜂蜜もたっぷり。
食べ盛りの小学6年は、黙々と。
母は、せっせと焼いては皿に載せる。
三つ下の妹が一枚食べる前に、二枚目を食べ終えて待つ。
口の周りは、べとべと。
陽だまりの中で、何枚も食べた「わんこホットケーキ」(笑)
母が食べる時間がないと中学に入る頃、ご飯は茶碗からどんぶりに。
あの頃、よく食べたせいか185センチ(笑)
そんな母の背中を想い出す。
料理をしている母は、優しい人で、大好きだった(笑)
宿題のことで振り向くと般若に変っていた。
昔を想い出した陽のあたる窓際の席。
あの時は、洋梨でしたね。
ガラス戸の下半分が曇りガラス。
光が適度に乱反射。
食べ物の「美味しい」は、幸福感と想い出に満ちて。
それは、やはり作り手の「愛」が詰まっている。
あれ、そういえば、もうすぐ母の誕生日、仕方ない二人分いただきますか。