<音楽が出ます、音量に注意>

 

 

 

寒い日が続く盛岡

 

今日の食いしん爺には、朝早くの9時頃にチャイム。

宅急便。

「サインをお願いします」と玄関の外で、吐く息が白く伸びた。

「ありがとうございます・・・寒くて大変ですね」とひとことねぎらった。

「はい、寒いです」

一瞬だけの、2人の間の小さな温もり。

 

午後から出かけて、時間のかかる打合せに出かけた。

 

帰りの車の温度計。

夜8時で、マイナス5度、明日の朝の予報は9度だったかな?勿論氷点下。

家に着くと、

やはり、ルハン君は、

エアコンとFFストーブの暖気が集まる辺りの椅子の上で、丸くなっていた。

 

さて、楽みにしていた届いた物を開ける。

 

「おっ! 小鯛焼」

 

 

 

 

丹波の大納言小豆の粒餡を4日もかけて炊いた餡。

小さな体にいっぱい詰まっている。

東京は青山の表参道にある「桃林堂」本店の「小鯛焼」

小さく可愛い鯛は、一匹一匹手焼。

 

 

オーブントースターで軽く焼くと焼きたて同じに味わえると書いてあるのに、

つい、手は勝手に口へと運ぶ。

 

まず、香りがいい。そして、ほど良い甘さで、滑らか。

粒餡を忘れてしまいそう。

美味い。

目にして思わず可愛らしさに微笑み、口に入れて笑顔。

和菓子職人の手間は、食べる人を2度、笑顔にする。

 

ルハン君は、香りに引きつられたようだ。

でも、彼はキャットフードの外に、鰹節の削り節しか食べない。

どうしてだろう。

でも、興味津々。

 

 

美味しい。

可愛らしくて食べるのがもったいないとは、思わなかった。

早く食べたくて仕方なかった。

 

 

小鯛焼で大満足。

 

さて、打合せの整理をしなくては。

PCのある部屋へ。

あれ、ルハン君、ドアの前に先回り。

 

 

今日の留守番は長かったから、仕方たないか。

 

 

 

綾香さんの歌声が好きなルハン君。

悪戯を止めてじっとしている(笑)

女性ボーカルで数人のお気に入りで、男性には興味がない(笑)

 

 

さて、

夜も更けた。

この辺で、寒くない様にして眠ろう。

 

 

 

ルハン君を毛布で包みながら、

薄明りで、

小鯛焼の箱に入っていた桃林堂のチラシを手に取った。

 

「日本の伝統文化に育まれた「味覚」と「形」が醸し出す雰囲気は、人の心に微笑ましい安らぎを与えてくれます。
たとえ一瞬なりとも、その一翼を担うことが出来たとすれば和菓子屋としてこれら過ぎる冥利はございません」

 

なるほど、一日、嫌な事もあったが、食いしん爺は確かに2度、微笑んだ。

 

 

 

 

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