<音楽が出ます、音量に注意>
「今度、「しらたき」で呑みたい!」
と、以前話していた女性の想いを幹事のY君が実現!
仕事もスポーツもこなす才媛の望みが叶った夜。
今夜は、彼女を囲む忘年会。
食いしんじには、懐かしの「しらたき」
そうとう古い話、先輩に連れられ、何度か来たものの「肉」の記憶がない。
建築関係の方で日本酒が大好きで、そうとういける口の人だった。
想い出の多い大先輩。
なんで? M君の小指(笑)
到着して、すぐ三人の乾杯を撮りました。
遅れて来た食いしん爺のスタートは、写真係から?
トンカツをが二切れ残っていた
この食べ応えのあるトンカツ、そうとう食べられた。
南大通りの「しらたき」は、居酒屋なのに、知る人ぞ知る「肉」の店
トンカツは、衣と豚肉がびしっと密着、噛んでもはがれない。
美味しい。
諸事情でかなり遅れた食いしん爺。
乾杯の後、みんなが、これをオーダーしてみてと言う。
食べてみたいと。
それは「豚肉のソテー」
注文して数分すると、
ドンドン、ドンドドンと何やら、カウンターから大きな音。
みんな笑う。
幹事のY君、立ち上がりカウンターを覗きに行った。
戻るなり、
「肉を叩いてます!」
と真似して見せる。
トンカツの時もそうとう叩いたらしい。
完璧に筋を切っているのかな?
美味しい物は、多少待つ。
出来てきました。
「ごめんなさいポテトが切れた」
みんな笑う。
でも、ここのポテトは美味しいらしい。
ちよっと残念。
沢山のキャベツを背中に、堂々の「豚肉ソテー」と露払いの大きなパセリ。
美味い!
濃厚そうに見えるソースは、意外にさっぱり。
派手な化粧だが、見た目と違い「純情娘」って感じ。
とても柔らかく、脂が甘く美味しいく、
全然飽きない。
箸が集まり「美味しい!」の声が「ドンドン」に変って木霊する。
それにしても、トンカツといい、ソテーといい、見事な厚み!
それでもって、酒が進む。
メンバーの一人は、大のカツオ好きなのだが、刺身も勿論食べたが、
「ソテー、ん~イケる。カツオなくても、これなら大丈夫」
と満面の笑み。
店を出る薄ぼんやりに明るい。
雪が降り、積もっている。
本格的な白の世界。
雪灯り
そうだ、想い出した
終わりにいつもお茶漬けを食べていた気がする。
今も、やっているのだろうか、
それとも近頃ちよっと増えて来た記憶違いだろうか?
まあ、それは次回の楽しみに。
千鳥足で先頭を切り、暖簾を潜る大先輩がニコニコとカウンターに座る背中。
昭和の技術屋、偉い人にもはっきり意見を言った。
あの頃、夜遅くまで、連日の残業。
週末は、図面を見ながら、
「眼がしょぼしょぼする、年とったなあ~ そろそろ行くか?ちよっと一杯」
疲れても眼は、優しく輝いていた。
しらたきは、南大通りに面していて、店を出るとタクシーが捕まりやすかった。
背を丸めて乗り込み、ニコニコと手を振る姿は忘れられない。
お洒落な店じゃなく、いぶし銀の「しらたき」を望むようになった彼女、
いよいよ素敵に育っている。
いつか、食いしん爺が逝ったら、
涙、一粒零してくれるかな?
どんな風に想い出してくれるのだろう。
いや、想い出して欲しい(笑)