<音楽が出ます、音量に注意>
<いなだ珈琲舎>
一年に何回あるかどうか、朝カフェ。
勿論、モーニングといきたいが、まだ胃が起きてない。
今朝、待ち合わせの人は、当然、モーニング。
「近頃、めっきり朝が弱くて、勢いで仕事していた時代は終わってます」
てっきり、8時半の開店と同時ぐらいに来る勢いだと思っていた。
美味しそうなモーニング。
そして綺麗!
「ひとりだけ、すいません」
「いえいえ、どうぞ、気にせず、もう少ししたら追いかけます(笑)」
「美味しい!」
打合せ中断。
この店は、朝の陽光が射しこむ。
窓からいっぱい。
光を受けて、たっぷりの野菜も瑞々しさが際立つ。
食いしん爺は、マンデリンを待つ
なかなか朝も賑わっていた。
コーヒーを淹れている時は、食いしん爺は話しかけない、じっと見ている。
集中している仕事に気を使う意図もあるが、
スキットして雑味のない珈琲が淹れられていくのを見ていたい。
1年前のこと
豆の選別は大切な仕事で、時々、小さな貝殻の様に中身の無い物がある。
その一つをプチっと割ってみせた。
「どうです?」
マスターによると珈琲になれなかった豆でも強く香りを発散する。
この豆を使って何かできないかと考えていた。
どうなったかな?
マンデリンは、今日も美味しい
いつも、一口飲むと想い出すマスターの話し。
「一時は、試行錯誤で色んなことを足し算、年をとったら引き算で無駄をなくしました」
お客さんが途絶えない店の主人は、例外なく前に進む人。
風味のベースは、そのままに色々と考えている。
例えば、珈琲に合う物の追求、季節も考えて。
もう一つ、1年ほど前のこと、
「焙煎は、鮨ネタで、シャリは選別そしてニギリが珈琲で言うと淹れる時」
と鮨に例えた。
とにかく、いつも考えている人なんだと感心したものだ。
出会いのカフェ
この店で、マスターから色々な素晴らしい人を紹介して貰ったりも。
おかげで一緒に仕事している人も。
この1年、振り返るとやはりマスターは、進化している。
深煎りのマンデリンの様にコクが増している。
マスターのこれからが楽しみ。
お疲れ様!
打合せも終わったが次の予定の電話みたいです。
あの人の自転車も忙しい。
帰りの足取りは軽い。
曇り空でも心は空を舞う気分。
蒼く染まった空、幸せな気分「今日も頑張ろうか!」
「ボラーレ」「カンターレ」
サンキュウ、マスター!
近頃、お洒落なホームページを作った「いなだ珈琲舎」
盛岡劇場の向かい、月曜日は休み。
モーニングセット750円
マンデリン 600 円