<音楽が出ます、音量に注意>
<琥珀色の輝き>
桜山「パァクの珈琲ゼリー」
パァクがあるのは、盛岡城址の北側、桜山神社から岩手県庁の間。
真ん中の道に鳥居、
数本の路地に軒を並べる店。
居酒屋、カフェなどの他にじゃじゃ麺発祥の「白龍(パイロン)など沢山の名店が並ぶ。
この蜂の巣のみたいな地域は、昭和の雰囲気が残る盛岡の宝物。
近頃は、若い人も店を出している。
その鳥居の通りの「パァク」
昭和40年代の半ばから続く。
昔は、よく珈琲一杯で長い時間居座っていた。
先日、ある人と行った時の事
「ここの珈琲ゼリー知ってるでしょ?」
「いいえ」
「えっ!何度も来てるんでしょ、それはないなぁ~」
と笑われた。
初めて食べた「珈琲ゼリー」に感動。
ひと月ほど経った11月下旬、
いっちゃんと久々の珈琲タイムはパァクに。
「いっちゃん、ココに来たら珈琲ゼリーだよ。しかもソフトクリーム載せ」
前に教わったとおりに伝承(笑)
「コーヒーゼリーですか?」
でてきたら、
「ほお~」
食いしん爺は、この前はソフト、今日はシンプルな珈琲ゼリー&珈琲
珈琲ゼリーの話し
日本では、1960年代、軽井沢が発祥の地らしく、
珈琲を飲むのではなく食べ物的に出されたらしい。
海外では、もう今はマイナーらしい。
しかし、ネットで珈琲ゼリーの作り方を調べたら、沢山載り賑やか。
多くは水、砂糖、ゼラチンとコーヒーだけ。
なんともシンプルな材料。
レシピも沢山載っていて、「簡単」「手軽」という言葉が目立つ。
でも、パァクのテーブルで琥珀色に輝く「珈琲ゼリー」は、
どこか違うと思う。
シンプルなものほど、奥が深かったりする。
二人で「美味しい」を連発!
店の人もニコニコ。
珈琲が薫る、そして滑らかな口当たり。
ソフトもこだわっていて甘すぎず、するっと。
昔、ここで何を話していたのか、記憶はないがちょっと慣れて来た社会人が、
勝手なことを話していたに違いない。
なんだか少し気恥ずかしい。
先輩達、同僚、女性と一緒に来た人の顔はだいたい覚えている。
とにかく話し込んでいた。
パァクと名付けて「公園のように皆が集いゆっくりして欲しい」と願った名前。
今まで何千、何万という人が話したり、寛いでいったのだろう。
官庁街にあり、昼はサラリーマン、午後は買い物帰りのお年寄りが一息、
熱心に本を読む若い女性もいた。
そうだ、あの頃椅子のシートが深緑色だった気がする。
今度、聞いてみよう。
見回すと、所々に深緑の椅子があった。
やっぱりね。
昔のこと
ライターがあったのに、貰ったマッチ。
中箱の背中に電話番号が記されていた。
でも、当時は家電、かける勇気もなかった。
ただ、なんか浮き浮きしていたはず。
なんだろう、近頃蘇ることの多い「青春時代」
えっ?
年取った証拠?(笑)
古い喫茶店にはJAZZやCLASSICが良く似合う
Park(パァク)
盛岡市内丸4-6
019-651-4584
(定休日は日曜日) 詳しくは、お調べください。