<音楽が出ます、音量に注意>
昼下がり、
「さて何を食べようか」と悩む日は、あまりやる気がないか疲れている日。
今日は、無性に「鮨」食べたい!やや元気。
時計を見た。
1時半で昼は閉まる。
充分間に合う距離なのに、足早に。
暖簾を潜りながら自分でも可笑しい。
鮨懐石「重兵衛」のランチ 汁付きでなんと1,000円!
「えっ?」と聞き返したほど。
真っ先に飛びついた「小鰭」
米をしっとり包んで離さない、〆の具合が光物嫌いも虜にしそう。
貴賓のある艶。
ビジュアルと中身が揃うって凄い。
人間界では、よく裏切られる(笑)
いい仕事してます。
美しい味で「美味しい」
実は家で、鮨の事を考えていた。
「鮓」「鮨」そして「寿司」この違いは?
こだわるタイプではないが妙に気になり調べてみた。
「鮓」は、発酵系でもともと保存食、鮒鮓、鮎鮓、鯖鮓らしい。
次に「鮨」は、握り系で、
「寿司」は江戸末期に誕生した縁起を担ぐ当て字とのこと。
総称的に使っていいみたいで、稲荷寿司とかピッタリ。
「なるほどね」と一人でほくそ笑んでいたら、昼時が過ぎていた。
「む~ 鮨が食べたい!」
となった。
小鰭と干瓢巻で腕が分かると何かに書いてあった。
食いしん爺は、残念ながらよく分からない(笑)
でも、漆黒の海苔の中に、甘すぎないで干瓢の歯ごたえ、自分の歯がすっと入る
のが分かる。
美味い。
千円で贅沢気分
カウンターで黙々と食べ、二代目と話したのは、
「コメ栂(つが)」松茸の事、
8月下旬に此処で食べた土瓶蒸し。
幻と言われる松茸は、歯ごたえが違い香りが上質。
アカマツの松茸も大好きだが、特別の物だった。
松茸ですら滅多にお目に架かれないのに、コメ栂は「幻」だと思った。
カウンターに並んだネタも見事。
ランチでは、もうけより、
気軽に来店できる店だと知って欲しいため。
次に来たら食べたいネタが「蛸」なのです。
「えっ、タコ?」
そう、蛸の話しは、またいつか。
まだ、ちょっとしか食べてないので、じっくり楽しんでから(笑)
それに食いしん爺の好きな御鮨屋さんは、まだあります。
またの機会に。
食べたいと思った時に食べる幸せ。
あ~美味しかった。