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11月7日、

ルハン君、誕生日おめでとう!

今日で3才。

 

 

夜、僕の布団の上で丸くなる。

丸いままの君をそっと抱いて、隣の小さいベッドへ。

毛布を被りながら、

君の顔を撫でれば、顎を上げて催促。

布団の背中の辺りに残る温もり。

こんな、なんてことのない深夜の日常。

嬉しいね。

 

 

たいてい二人は朝寝坊。

陽は高くても僕は、寝ぼけ顔。

君は、窓際で日向ぼっこしてから、あちこちの見回り。

今ではシルエットもすっかり逞しい。

 

 

3年前、

ペットショップのスタッフは言った。

「この子は、おとなしくて食も細いんです。みんなから離れがちで、心配な子です」

それでも新幹線に乗って500キロ、盛岡へ。

 

 

まだガラ系で撮った君は、片手に余る450グラム。

本当に育ってくれるのかと心配したが、

 

 

 

やって来たその日から、飛び回り、モクモクと食べる。

調子に乗り過ぎ、ご飯を吐いたり。

何でもかじり、真横に飛び跳ねる。

そして遊び疲れて眠る。

 

それが、今や立派な猫君。

 

 

 

今もヤンチャで甘えん坊。

 

 

病院では、おとなしく

「ほんとに、お利口でした」と毎回。

家に帰ると超わんぱくのうち弁慶。

 

 

 

箱の中には、

お気に入りの色々な遊び道具。

もう自分で出し、蹴飛ばしては追いかける。

 

 

雪の日も出かけてみたり。

病院だけじゃなく買い物にも。

 

 

普段は、鳴かないが、

ゲージで移動する時は心細そうに何度も鳴く。

 

 

 

どうして君達は、段ボールが好きなんだろう。

 

 

いつも思う。

森にとき放した途端、全速力で樹々の間を奥へと駆けて、

二度と戻らないと想っている。

そして、森の王者になってしまうのではと勝手な思い込み。

 

 

 

たぶん、君は、この世界で唯一、君なのだ。

人間が思うより、猫君達は賢くて星の数ほど性格があるんだ。

北陸の動物病院の人が言う。

「前に飼っていた「可愛さ」を期待すると、次に、ほとんどの人が失望する。だって猫も

千差万別なのよ、人間みたいにね」

でも、人は、ついつい「同じ可愛さ」を期待するらしい。

 

 

ルハン君の去勢手術の前日、

どうしようもない自分の身勝手さを感じ、寝付けなかった。

また、北陸に電話で呟くと、

「でもね彼自身もねストレスもかからないし、大人になっても可愛いまんまなのよ」

と慰めの言葉をもらったが、その通りだった。

 

 

見事な尻尾も彼の特徴。

怒ると狐や狸と間違えられそう。

 

 

この尻尾をみたら、とっても強そうだ。

だから思う。

森の奥では獣達のてっぺんに君臨するんじゃないかとね。

ただの親馬鹿かも(笑)

 

 

苦悩で眠れない夜、

ずっとそばにいてくれる。

何かを感じるんだろうか?

3年の付き合いで、3度は救われた。

 

 

ルハン君と暮らし、

道路で息絶えたり路上で、必死に生きている猫達を見ていると

「運命」と「命」を考える事が癖になった。

 

 

誕生日は、

大好きな「鰹節の削り節」をいつもより多めにプレゼント。

なにしろ、君はそれ以外は匂いを嗅いで、つつくだけ。

 

では、誕生日の記念写真

 

 

 

う~ん、ずいぶんと立派になったね。

 

君達の一年が、人間の何年ほどか? 

それは、知らないが、

どんどん追いついて来て、

いつか切なさを感じる時が来るのだろう。

 

ルハン君、

お互い、一日を悔いなく過ごして行こう。

何年も何十年も・・・・・

 

このブログを読んで下さった方も、

毎日毎日、無理して色々な事と闘い、頑張っていることでしょう。

とにかく悔いる事のない様に一日を過ごしたいですね。

 

さて、温まっている布団へ