<音楽が出ます、音量に注意>

 

 

 

Facebookkの友達から、

鉈屋町の「かわてつ」さんの裏辺りにカフェが出来たらしいと。

では、早速、周辺を探索。

見当たらない、4度も行ったが一向に見当たらない。

 

ある人に話した。

すぐに、メール「見つけたよ!」

早速向かったものの休み。

月、水、金で10時から夕方6時まで、とそこまで分かった。

探す事4回、チャレンジ2回、

ようやく見つけた、これぞ「隠れ家」

 

 

その名は「時環(ときたま)」

まさに、ときたま(時々)開く(笑)

車一台、ギリギリの路地の中ほどにあった。

 

 

「見つけた嬉しさは、コロンブス並みだわ」

 吹き出しながらもワクワク。

 新大陸に比べればミクロの世界だが入る前に、二人で一呼吸。

 

 

そして、ワクワクが嬉しさに変る。

もう夕暮れで、昔の料亭だったという庭が見える。

 

深煎りの珈琲と餡ドーナツ。

 

 

珈琲を飲みながら、庭を眺める

端に座るお客さん、

「私もね、何度目かでやっと探し当てたと思ったら、満席で出直したり」

笑うオーナー、何故か嬉しそう。

「あのね、鴨の親子連れが庭で休んで行くの、どこから来てどこへ行くのやら」

初めてなのに話は弾む。

 

ここはカウンター5席の隠れ家。

店の閉まる6時近くまで、庭を眺めていた。

これは、早くfブログ、facebookアップしないと、でも隠れ家じゃなくなる。

などと、心の小さな盛岡食いしん爺(笑)

 

やっと探しあてた癒し空間。

次は陽のあたる庭を眺めながらの珈琲時間だな。

 

 

帰りに見つけた秋は、床の上で、「ほっ」としていた。

 

先日、タクシーで、運転手さんが栃の木の街路樹を指差す。

「今年は、色づく前に散ってますね」

道路の端に溜まる葉は、中途半端な色。

北国の秋は短いが、今年は、一気に駆け抜ける。

山は、冷気に反応し見事な紅葉。 

樹々は、慌てて冬仕度、葉を落とさないと着雪のきっかけとなり、折れてしまう事も。

 

樹々が裸になれば、もうすぐ盛岡も雪が舞う。

雪が近づくと想い出す。

「今年は凄い雪で、とても幸せ。毎日、雪が降って全てのものが雪に埋もれ、外は真白。

地面が高くなり、私の脚は、長くなったみたい。この街に来て4年、色んな雪を見た。」

学生時代を雪深い津軽で過ごした人からの古い手紙。

 

その後は風の便りも無く。

 

近頃になって、知った。

2年ほど前に早い人生を終えていた。

つい先日、同級生から最後の様子を聴いた。

信州に住み、家で倒れ、意識が戻らないまま静かに息を引き取った。

不思議なもので、

その年、3度も信州に行っては善光寺を参り、八方尾根界隈を歩いたり。

想えば、同じ信州の空の下に居た。

 

「走り回って雪の山に何度も顔から飛び込んで、霜焼けになったよ」

彼女との青春の1ページは、閉じてしまった。

 

今年は、この隠れ家から雪を眺めてみたい。

もうすぐ、盛岡に雪が舞う。

 

 

 

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