<音楽が出ます、音量に注意>

  ある方のブログで知った曲です。

 

 

 食欲の秋も駆け足で深まり、せっせとケーキを買いに

 近頃、よく行く

 「お菓子の家・クラフティ」のオーナーは、

 釜石出身で、あの東京の「パティスリーキハチ」で修業し、

 岩手に戻り、矢巾町で独立して7年。

 その後、盛岡の津志田、旧市場の近くに移転。

 

 9月も終わり頃のこと、

 「四万十の源流の栗を使ったモンブラン」と「花巻産のマスカットのタルト」

 に恋して、2個だけにしようと決めた。

 しかし、あちこち目が行く恋心。

 気が多い?

 違います。

 「食べさせたい顔」が浮かぶから、しかたない。

 純粋に、美味しい物を共有したい。

 

 

 その人を迎えに行き、

 「公園を散歩しよう」と誘う。

 陽が落ち、肌寒くなっても小高い丘を上り下り、童心に返って駆ければ、

 身体は、ほっこりと。

 車に戻り、窓を半分開けた。

 少し色落ちの始まった樹々の緑を前にして「車・カフェ」

 後ろに隠したケーキの箱。

 イタリア音楽を聴きながらフランス菓子を目の前に。

 ちょっとした贅沢。

 残念なのは、珈琲が冷めかけている(笑)

 

 

 

 

 秋には欠かせないモンブラン

 四万十の原源流で採れた栗を使ったもので、

 甘さの後に、余韻が残る。

 

 次は、レアチーズケーキ

 あくまでも、ふんわりしている素材の良さの上質感。

 美味しい。

 

 

 偶然、津志田の旧市場の通りで見つけた「お菓子の家・クラフティ」

 オーナーシェフは、

 地元の物も使い、各地の厳選された素材をフランス菓子にして、

 皆に、味わってもらいたいと言います。

 ケーキは、季節感たっぷり。

 

 

 

 

 くるみとカフェショコラ、

 ガナッシュ上に載るムースは珈琲風味。

 

 

 このケーキ、食べなかったけれど、とても綺麗でした(笑)

 

 

 これも季節限定の花巻のマスカットを使ったタルト

 葡萄の瑞々しさをそのままに。

 これも、その人へのミニサプライズ。

 

 

 「車・カフェ」で喜ぶ人

 ちよっとした口論も箱を開けた瞬間に落ち着いて、

 「う~ん、綺麗、美味しい」

 勿論、満面の笑み。

 

 いつも思うが、独立して店を続ける人達は、凄い。

 3年、10年と続く店は、お客さんへの想いが溢れている。

 そして、ケーキを大切に箱に収める。

 食べる人の姿、笑顔を想えばこそ。

 

 ある人が老いて、

 歩く事も不自由になり、

 起き上がる事も精一杯になってくると、

 良く晴れた日などは、

 小さな窓からしか季節を感じられない淋しさが、

 眼差しから零れていた。

 

 街で見つけた季節感溢れる美味しい物をお土産に。

 食べる事で季節を感じ、輝く目。

 何年か前までは「もう、秋なんだね」と喜んでくれた。

 今は、このケーキも届ける事はない。

 

 でも、今も隣で

 「美味しかった、また食べたい!」

 ご機嫌な人がいる。

 そう、この言葉、聞きたいし笑顔を見たいのです。

 

 

 

 

 

 

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