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魅了された・デザート

魅惑的なビジュアルのとおり、美味しかった。

隣の人は、スタッフと話し込んでいる。

その間にも、スルスルと口に運ぶ。

一気に食べてしまった。

 

 

盛岡の本町から擬宝珠のある上の橋を東に渡り、

信号をそのまま真っすぐ歩く。

右側、昔の長屋風の建物に小さな店が連なる。

楽しい路の一角にある、

studio 「Due Mani」 (ドゥェ マーニ)

 

 

イタリア料理とワインの店

家庭的な料理を季節感たっぷりに並べてくれる場所と

勝手に思っている。

 

小さな店のドアを初めて開ける時、

期待とためらいが入り混じる。

なにせ、いったんドアを開けたら後戻りしにくい。

ここは連れて来られたことがあり、

その夜は、久し振りでもすんなり入る。

 

 

 

親子らしい2人と家族とカップルで満員。

10人も入れば満員だろう。

丁度、カウンターが空いていた。

 

美味しい店の特徴、

それは、みんなニコニコしている。

 

 

 

ナスも美味しい

「季節の物をこんな風な料理にしました、どうぞ」

という感じでカウンターに置く。

 

 

シェフは、何も言わず、料理を2枚の皿に分けて出してくれる。

この心遣いもますます美味しくする。

もちもち感がいい具合のパスタも美味しかった。

ハーフサイズだけに、もう少し食べたいが、

色々と食べれる楽しさに顔もほころび、話しも弾む。

 

マスターの心のスパイスが効いている。

 

 

肉の料理も口に入れるとあっさりしていて、美味しかった。

 

 

近頃その1

近頃、車で出掛けることが多く、肝心のワインが呑めない。

「イタリアワイン、呑めなくて残念ね」

その分、次回の楽しみが増えるというもの、近頃、自分の感情の

コントロールが上手なったと言うと、

「なんか、つまらない人になってきたかも?」

そうくるのか・・・・

 

濃厚なチョコレートなのに喉に残らない。いいね。

 

感性が尖っていた方がいいのか、情緒が落ち着いている方がいいのか?

ふと思い出したある人のこと。

「何があっても、安定した心でいたい、そんな人になりたい」

皆は知らないだろうが、

ひとたび怒れば、まるで般若の形相になる人だった。

意外な言葉だったので、はっきり覚えている。

今も、作り笑いのニコニコ顔で愛嬌たっぷりに仕事しているだろう。

日々、疲れるんだろう。

 

 

近頃その2

確かに、近頃は馴染んだ味わいばかりを求めている気がする。

一緒に楽しむ人達にも、同じかもしれない。

冗談交じりに、

時には、「親しき中にも口論あり」だなと呟くと、

「なにそれ?つまんない、美味しい時間を楽しんでるのに!」

 

 

その夜のイタリアンは、

なかなか良いバランスで、

美味しい夜は、楽しく笑顔で更けていく。

今日も落ち着いた締めくくり。

 

新鮮な物に出会い、心躍る時と馴染んだ物に癒される時間。

「二つの間で揺れること」が若き心を保つのかも。