<音楽が出ます、音量に注意>

 

 

花巻の

田園風景。

丘の上にある白い一軒家。

パン屋「粉ひきのゴーシュ」

その名前にも惹かれる。

 

実は、3度目の挑戦。

午後も2時頃になれば、売り切れ閉店。

「ならぱ、昼頃目指して行くぞ!」

気合を入れて苦手の早起き。

何とか11時頃には盛岡を発った。

 

北上山地の裾の裾、

丘に建つ白い家が見えてきた。

 

OPENの文字に、ニコリ、

入口のドアは、胸、躍る素敵な紅。

 

 

「粉ひきのゴーシュ」は、

蒼い空に、ひときわ映える。

 

 

 

 

 

窓際に座った。

ここで食べれるそうだ。

一面の緑と地平線の森、その上に青い空。

景色も美味しい。

 

 

花巻とくれば、まず、宮沢賢治。

 

今、ここに、足を組んで腰掛けていたら、

何と言うかは、分からないが、

笑みを浮かべたに違いない。

 

 

宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」

 

町の楽団で、セロ(チェロ)を弾いていたゴーシュ。

音楽会に向け「第6交響曲」の練習中だが、

楽長から叱られてばかり。

 

そんな時、カッコウなどの動物たちが毎夜、演奏をせまがれる。

カッコウとの反復練習、タヌキから学んだ楽器の特性、

ネズミの母親からのアドバイス・・・

そんな経験を積んで臨んだ音楽会は、大成功。

 

アンコールに、

楽長はゴーシュを指名。

ゴーシュは馬鹿にされたものと想いながらも、

動物たちのことを想いながら「印度の虎狩り」という曲を

夢中で弾いた。

 

そして、楽長や団員などからも賞賛を浴びた。

 

賢治が亡くなった翌年に発表された「セロ弾きのゴーシュ」

 

 

 

ゆっくり田園を眺めてから、

店の中を見回せば、

はしゃぐ、心。

 

 

 

パンの種類は、沢山あるらしいが、

その日も昼には、少なくなっていた。

ここで食べると、小さなパンが添えられ、

色々な味。

これが、また、楽しい。

 

 

空の青と

大地の緑と

抜ける風

この景色の中で、

自然風味の美味しいパン。

とっておきのランチ、

「えっ、小食?」

近頃、呑み会続いて・・・(笑)

 

 

 

童心に返って、

両手でむしゃむしゃ、と。

みんな、パンらしいパンが好きなんだ。

 

 

この店を、

神奈川の人から教えられた。

「盛岡からだと、くれぐれも早起きして、行って下さい」

 

3度目で何とか間に合った。

初めから早起きすれば良かった。(笑)

 

人の話しに、ちゃんと耳を傾けねば。

美味しいパンと反省をお土産に、

田園を後にした。

 

 

 

 

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