<音楽が出ます、音量に注意>
田沢湖高原からさらに奥へ、
ブナの森を走る。
乳頭温泉
鶴の湯別館「山の宿」へ
「山芋鍋と岩魚の塩焼き」
春の新緑、夏の真緑、紅葉の秋、そしてスキーと雪見風呂
季節ごとに訪れる処
想い出?
そりゃあ、山ほど海ほど、空ほど
ブナの森は深い
その中に黒を基調とした佇まいの
鶴の湯別館「山の宿」
中も、頼りがいのある太い梁と
木の温もり。
6月に東京のブロガーさんも来たとの記事。
楽しんでくれたみたいだ。
もちもち、っとして口の中で弾む「山の芋」
春は、山菜、
秋からは茸と山の幸の朱の膳。
川魚は、あまり食べない爺ですら、
楽しみの「岩魚の塩焼き」
皮まで美味しく。
何度食べても思う。
「今日も、来て良かった」
まるで、これから盛りつける様だ?(笑)
乳頭温泉は、黒湯、
蟹場、孫六、大釜、妙の湯、鶴の湯と名湯揃い。
ブナの緑の道は、窓を全開、車で森林浴。
しばらく走って、視界が開ける。
車を降りると眼下に、
黒湯の建物。
杉皮葺きの黒がいい。
盛岡から車で、寄り道しても1時間半で、
奥羽山脈の懐深くに入り込める。
乳頭温泉は、
爺には日帰りの湯、
スキーで10年ほど前に一泊したぐらい。
近いうちに泊まりたい。
車を降りて急な坂道を下る。
入り口に湧く水。
登山帰りの人は、生き返る。
混浴露天風呂傍の打たせ湯
混浴の内湯
7月には、Facebookの知り合いも泊まり黒湯を満喫
今やメジャー
そして東屋の混浴露天風呂
夜や明け方に入ってみたい。
心身共に解き放たれ、
湯船に浸かれば、
長いながい溜息が出そうだ。
灯りがともれば最高潮。
いつまでも浸かっていたくなる。
「あ~っあ」
と声が出てしまう開放感を幸か不幸か独り占め(笑)
黒湯は見つかってから、400年以上の歴史。
これぞ、
深山の秘湯。
長風呂はいつものこと。
北東北には、日本の昔々の風景が
山ほど。
白く濁った湯を浴び、疲れた身体を休め、
やや疲弊した心は、癒しに包まれる。
きっと、ずっと人々が繰り返してきた事。
今も真似すれば、心、少し蘇る。
風呂上がりのベンチで、
秋に泊まりに来よう!
一人がいいな、と考える。
「あら、待った?なに、ぼんやりして、また、ろくでもないこと考えてる顔」
と火照った頬で爺を覗く。
「・・・・・」
さて、なんで「黒湯」というんだろう?
またまだ、知らない黒湯。