<音楽が出ます、音量に注意>

 

 

7月に入って、急に暑い盛岡

「熱い」

街は、陽炎、

空は、煙る。

生き物は、みんな、うな垂れている。

 

夕方になっても風は、大地に熱が籠って生暖かい

 

 

影が長く伸び、陽射しはだいぶ傾いても暑い。

北国の夜の涼風は、どこへ。

 

 

 

ここ、数年、

6月の下旬の頃になると、

決まって想い出す。

「立葵の花が、次々に咲き上り、てっぺんに届くと夏が来るの」

髪も長く、夏が似合いそうもない人が言う。

「なにがおかしいの! お婆ちゃんから聞いたんだけどね」

 

 

 

ところが、その人は、

いざ「さんさ踊り」となると、髪を上げ、

浴衣姿で太鼓を抱えると

見事な「夏女」

 

立葵は、すらりと伸びる茎に、どんどん花を咲かせて上る。

昨日を脱ぎ捨て、明日に突き進む。

 

暮れて来ると、

今の季節、

さんさの太鼓があちこちから聞こえて来る。

盛岡の街の風物。

暑さにもめげず、練習、本番は近い。

さんさの太鼓が街中に響き渡る頃、

花は、てっぺんかもしれない。

 

 

さて、蒸し暑い夜、

今夜は、盛岡は紺屋町「ざくろ」で、

待ちに待った「冷風麺」

 

7月から始まった

 

夏には持ってこい!

野菜もたっぷり、美味しい!

ほぼ、一年振り。

スープにやられる。

酢が強めなのだが、白い蓮華が止まらない。

麺によく絡み、箸も忙しい。

 

 

このラー油、

2杯と決めている。これをかけ、小気味いい辛さを味わう。

 

 

満足してざくろを後に。

外は、涼しくない。

寝苦しい夜は、嫌な想い出ばかり想い出す。(笑)

どうせなら、

眼を閉じて楽しい想い出を探す。

瞼に浮かぶ、

夏祭り、

盛岡さんさ踊り、

真っ黒な瞳の「夏女」

 

立葵の花言葉

「気高く威厳に満ちた美」

 

 

 

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