<音楽が出ます、音量に注意>
楽しみなランチ、
たいてい、飛込みの食いしん爺、
なのに、珍しく3日前に予約。
待ち合わせは北上の「和かな」
久し振りに乾杯!
残念ながら 「乾杯 WATER」
座ると間もなく始まる、この人の好奇心
聞いてみたいこと、山ほど、海ほど。
北上の「和かな」
自分の姿が映ってる(笑)
鉄板上に並ぶ食材、眼から入る「御馳走美」
「お肉は、どこの?」
「地元の短角と黒毛です」
「お野菜も地元?」
「はい、なるべく地元の物を使ってます」
「短角は、量が少ないって聞いたけど?」
「はい、なんとか一頭買いしています」
「どこからなの?」
「県北です」
今日は、贅沢ランチはサラダから
「美味しい、瑞々しい!」
二つの眼は、輝きっぱなし。
「ねぇ、やっぱり、地元で採れたものがいい!」
「はい、人もです」
笑顔で繋がる三角形。
瑞々しい野菜たち
そして綺麗
いよいよ、鉄板の上で色鮮やかに焼きあがる。
それは大地が育んだ色、白い皿を彩る。
「では」箸を持つ。
隣では、箸の合間に、
「今まで、苦労したのでしょ?」
「初めに働いた店では、皿洗いの日々でしたが今は、どこも違う様ですが」
「どうやって勉強したの?」
「初めの店では、残ったものを・・・」
「食べてみたのね、味や造り方を自分で盗むのね」
「必死でした。でも好きな事なので、辛いとは思いませんでした」
いぶし銀の鉄板の上、
彼の手さばきに踊る食材を眺め、
音、
香、
味、そして舌触り、
五感は踊る。
説明無用、でも言いたい。
熟成した肉は、あくまでも柔らかく、
噛むほどに、ほどよい脂が口の中で、甘く拡がる。
味わい深い。
「これぞ肉!」
美食家になったと錯覚。
地元の野菜、肉を一層、美味しく
「美味しい」
と彼女の心から湧き上がる笑みで、
こっちを見る。
「初めは、お客さんの眼の前なので緊張しました」
「そうよね~」
「お話も、ろくにできませんでした」
「もう、ベテランね」
「いえ、まだまだ、道半ばです」
と手を動かしながら言う。
「美味しい料理を作る、調理が好きなのね」
聞くほどに、
彼の食材への愛着と調理が好きな事が伝わる。
ご飯は、ガーリックライスに
一言、「美味しい」
デザートにも舌鼓
「ご来店、ありがとうございます。では、私は、これで」
「美味しかった、ありがとう」
2人の話を聞きながら、ランチは、よりデリシャスに
結構、あくせく生きて来た
たまには、時間を気にせず楽しみたい。
彼女と一緒だと、
思わず頷く話を聞き出してくれる。
なので耳だけ立てて爺は、黙々と食べる。
「ここ、いいわね。何かの記念日は、「北上の和かな」にしましょ!」
そうだね。
「だから、どんどん働いて沢山稼いで、御馳走してね、千葉みつぐさん」
と言うなり、自分で受けては、勝手に爆笑。
千葉 みつぐになった(笑)
「みつぐさん、元気で働いてます?」
と始まるメールが2度ばかり来たが、
今のところ特に、何も記念日の予定は、ない。