<音楽が出ます、音量に注意>
 
 
「いただきます!」 
 
結論
とても美味しかった!
初めての味
鳥が柔らかく、箸が勝手にすすむ、すすむ
 
後は、無言
「焼き鳥弁当」
あさりの味噌汁と相まって
食べ終わる
つい、隣の丼ぶりに眼が
後、一杯は、いける
と皆の食べ終わりを
待つ食いしん爺

 
<心深く、染み込んだ、この味>

 
盛岡の古い街並みの中の
料亭「喜の字」
 

 
盛岡の幡街(現在の八幡界隈)を歩き、
 

 
なぜか、こういう時には、足取りが穏やかに、ゆっくりに。
 

 
女将さん方の出迎え、
いつも思うのは、
あの靴にすればよかった。
見栄という自分の小さき心。
 

 
この佇まい、雰囲気。
「和の美」を造るのは、
大工、建具、畳、壁塗り、庭師などの「人」
そして原材料を造る「人」
材木、用途にあった土や石、竹、塗料、和紙など、
多くの人が携わり、一翼を担う。
 
文化とは、そういう山ほどの人々が創り上げる成果。
誰かが、欠けても継承が、途切れるかもしれない。
何世紀も続く「物」そして作る「人」
その継承は、奇跡的だと思う。
 
創業大正九年「料亭 喜の字」
 

 
そう言えば、
喜の字さんに教わった花がある。
「突抜忍冬(つきぬきにんとう)」
葉から突き抜ける様に茎が伸る。
花の外側は、紅に近いオレンジで、
内側は、白から黄に変る。
不思議な花。
庭から裏の路地に拡がる。
 
女将さんから一輪頂いた事がある。
一輪でも存在感のある花。
花の香は、淡く甘く。
 
路地裏を歩けば、溢れる様に咲く「突抜忍冬」に逢える。
たぶん、五月の初めだったと思う。
開花の期間が長いはず。
 

 
今日は、総勢八人
 

 

 
お待ちかね、焼き鳥弁当の登場!
今日は、丼ぶりで、あさりの味噌汁と浅漬け。

 

 
初めての四人の予想、
「たつぷりのタレをつけた焼き鳥の串、二本、弁当箱に載る」
「串から外し、ご飯に並べてタレ」
など、
みんな、外れ。
 

 

 
「昔からあるのてすか、どうして焼き鳥弁当なのですか?」
やはり、女将さんに尋ねたくなる。
 
昔、
芸妓さん達は、幡街(ばんがい)には沢山いた。
七十人とも、八十人とも、
料亭も沢山あり、大忙しで、
お座敷とお座敷の間が、
二、三十分しかないときも多々あった。
そんな時、
一気に食べれる賄い料理だった。
 
ご一緒した、盛岡芸妓の一本立ちした姉さん二人と、ひよこさんの二人。 
この部屋には、ピタリと嵌る、四人の立ち居ぶるまい。
また、焼き鳥弁当は、ピッタリ。
 

 
爺は、当然、常連では無いが、
でも、
大広間ではなく、
こういう雰囲気の部屋で芸妓さんに注がれながら、
呑むと、
談笑しながら、やたら大きい話になる。
居酒屋では、わいわいと、
呑みつ刺されつ、ちっちゃな愚痴の言い合い。
不思議とそうなります。
 
なるほど、政治家が赤坂、新橋や神楽坂の料亭で
天下国家の話で呑むわけだ。
 
なので、天下国家で呑む事は、滅多にない。
 
さて、次回、いや、そのうちに、
盛岡芸妓さんを特集を。
 

 
「ウイスキー、お好きでしょ?」
って言われたら、
「はい」
焼き鳥弁当と芸妓さんに眼も心も奪われ、
それで、掛け軸も花も覚えていない。
 
まだまだ・・・・修行中。
 
 
 
 
 
 
 
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