今年は、岩手、北海道など悲惨な夏だった。

観測史上初、命が危険な豪雨とか、熱い海で出来た空気の渦が熱帯低気圧の化け物となり次々と北海道の緯度に達しても衰えずに襲ってきた。

テレビでは、与党野党が入れ代り、眼を釣り上げて壇上に立っている。眠っている様な人も。毎日、豊洲の地下空間の事が報道される。桁外れの金額の話。その数%でも、被災地には届かないものなのか? 近頃、テレビでは被災地の映像を見る事が少ない。

 

朝から泥をかき上げ、灰色の空を見上げて憂う人々がいる。義援金の外にできる事はないかと考えるが、国会中継を見ていると萎えてしまう。まあ、そういう己も大したものではない。ただ、たまには、朝から凡人の溜息を自分の部屋に吐出すぐらいは許されるだろう。

 

そんな中、いよいよ、岩手、盛岡は、国体モード。

快晴!盛岡でも街のあちこちで歓迎のイベントが行われている。

河南も熱い! 食いしん爺も出かけた。

お目当ては、二つ。

一つ目は、これ!

 

 

もう一つが、これ!

 

 

 

 

 

八幡界隈では、山車も登場。国体で全国から訪れる皆さんを大歓迎!

 

 

伝統さんさも出演。 

10月の八幡界隈のぽんぽこ市のテーマは、国体を迎えて「南部盛岡ふるさと祭り」

いつもに増してMCも力が入ってます!

 

 

 

 

八幡「八青会」の神輿も青空に映える。

 

 食いしん爺は、まずは、うす焼きを確保する。4枚!

 

 

生姜が効いて美味しい! お祭り以来の再会。

 

 

八幡界隈に行った帰りに、ある期待を込めてお菓子の「丸基屋」さんを覗いてみた。今年も無事に十勝の小豆が届き、この秋の「きんつば」が発売になっていた!

食いしん爺は、紅い小箱を2箱買い大事に抱えて帰った。

 

さて、萩茶碗で薄茶を。濃い緑がよく泡立った。甘さを抑えたはずのきんつばが、薄茶とのコラボで甘みが増す。食いしん爺の秋。

 

 

9月26日に発売したばかり、待ちに待った発売。

老舗、丸基屋さんのきんつばを「まだですか?」と言う声も沢山あったと聞いた。

この、紅く細かな模様の小箱が爺のお気に入り。

 

 

2個は続けてしまう。小豆そのものの味をできる限り邪魔しないほのかな甘さ。

これから、来年の春まで味わえる。爺の御使い物は当分の間、この小さな紅い箱になる。

 

 

あっ!

 

 

音も無く忍び寄るアメショウ君。まるで忍者のさすけ。

危機一髪!ミリ単位でセーフ。(笑)

これは、ダメだよ。でも、気持ちはよく分かる。流石に食いしん爺の相棒だ。

 

 

その日の夕方近くにちょっと走った。街を外れると道端に、秋は転がっていた。

この栗の棘は、やたら鋭く見えた。

 

 

陸奥(みちのく)の秋は、短い。

紅葉のトレッキングに3、4回は行ってスキーの板の補修だ。トレーニング。そろそスキーウェアーも新しいのが欲しいが、いやいや、まずは、秋にみっちり下半身を鍛えよう。

秋の味覚も堪能しなくては、冬は迎えられない。まるで冬眠の準備の熊だ。キノコは「香り松茸、味シメジ」というが、盛岡では「ボリ」や「アミ」というキノコの方が美味しいと思う。ただ、爺は「松茸」という名前にやられる。栗ご飯に秋刀魚。さあ、忙しい。

いずれにしても、爺の秋は、甘さのほどよい丸基屋さんの「きんつば」から始まる。

そう言えば、盛岡劇場向かいの「いなだ珈琲舎」の生チョコも出たらしい。

秋の盛岡食いしん爺は、忙しい。

テレビをつけたら、また巨大な渦が来るらしい。地球は大丈夫なのか?

林檎や稲が心配になる。