もう一つの国体「わん国体」のプレ大会開催!

             橋を渡り、古い町並みの河南へどうぞ

 

もうすぐ、10月。

「希望郷いわて国体の本大会」続いて「全国障害者スポーツ大会」が始まる。

全国から沢山の選手の皆さんが続々と盛岡にもやって来る。

そこで、盛岡駅から北上川と中津川、二つの川を渡り、古い町の河南地区の有志が、

是非、「河南にどうぞ!」と東家、直利庵、初駒の内老舗3店舗と連携。

わんこ蕎麦を食べた「杯数」で競う、「もう一つの国体・わん国体」を勝手に開催することになった。

まず始めに試してみるのが河南の流儀。自分達が参加し「プレ大会」を開催。

勿論、食いしん爺も参戦。会場は東家本店。

中津川の東に紺屋町、肴町、八幡、鉈屋町など古い町並みが続く。

そこに昔、葺出町と呼ばれた所にある東家本店。

短い通りに魚屋、八百屋、提灯屋さんから洒落たカフェまで並ぶ、情緒薫る、レトロといよりモダンな街。

 

(これが、皆で美味しく食べた戦いの後。凄い、お椀の紅い山、829杯の迫力!)

 

葺出町の通りの真ん中あたりにある「東家本店」は、一目で老舗と分かる。

 

 

いざ、会場へ!

 

 

蕎麦屋さんとは思えない落ち着いたモダンな雰囲気。奥にはギャラリーの様に絵画も。

 

         

2階の会場には「プレ・わん国体」のポスター!

 

 

後は、参加者が揃うのを待つだけ。

 

 

蕎麦の汁が飛んでも大丈夫。前掛けを着ます。何せ、次々と蕎麦がお椀に入って来る。

 

 

薬味の入った蓋を開け、スタンバイ。

 

 

薬味も多彩。

 

 

美味しそう!

 

 

「なめこおろし」は折り返しの頃に入れるのが、いいらしい。

 

 

歓迎と競技場の諸注意! ルール厳守。

 

 

社長さんから激励の言葉があり、いよいよ、開始!

盛岡劇場界隈のチームの巨漢2名の鋭い出足にみんなが驚く!

 

 

一杯がこのぐらい。美味しい蕎麦だ。さあ、ドンドンもって来い!

 

 

本来、汁は口に入れずに桶へ。でも、爺は時々、味わうのだ。(笑)

 

 

「さあ、ドンドン来なさい!」 と女性陣も、50杯超えてもなんのその。

自己記録更新が目標とか。店のスタッフが、次々とお代わりを入れてくる「わんこ蕎麦」だが、今のところみんな余裕。

 

 

しかし、どんどん、お椀は重なっていく。

一方、ジワリジワリと胃に重さを感じてくる。自分との戦いが始まる。(笑)

 

 

とうとう食べる勢いがスローダウン。すると店のスタッフの上手いオフェンス。 

「はい、ドンドン」「もう少し!」「100杯は、行きましょ!」「まだまだ!」

スタッフの調子のいい掛け声が次々と飛ぶ。これが効く。参加者は、つい、お椀を持つ腕を伸ばしてしまう。

 

 

 「そろそろ薬味は、なめこおろしだ。」 隣の八幡界隈の蕎麦通は呟く。なるほど、いける。

 

 

皆が、次々と「降参の合図」の椀の蓋を閉じる。

それを見て八幡地区代表の勝負を決める一杯がお椀に入り、難なく食べた。

プレ大会チャンピオン決定!記録124杯。 

(実は、まだまだ、いけるらしいが家人に食べ過ぎ叱られるらしい。証明書があり、誤魔化せない。)

 

 

優勝候補の筆頭の紺屋町代表は惜敗。

123杯で蓋を閉じ、じっと向かいの124杯目を見つめる。でも、123狙いだと爺はみている。

 

 

食べた量の凄さは、お椀が物語る。8人で829杯。「わん国体」のプレ大会も無事終了。

急遽、棄権の「優勝候補の肴町の一家」が来ていたら、お椀の置く場所がなかっただろう。(笑)

 

 

食いしん爺の成績は、「111杯!」 オール1にまとめた。証明書と手形が貰える。

北陸のどこかの様に「222」に書き換えてはいけません。(笑)

 

 

プレ大会の投票は、参考記録。本番では、食べた杯数を記録し、県名を書いて投票するという単純な競技。どんどん盛岡名物「わんこ蕎麦」を食べて参加して下さい!

 

 

プレ協議終了。一同は、「九十九草」という隣で反省会。今だけ、「百年の孤独」という、あの焼酎がワンショット100円で飲めるらしい。

外に出ると路上の青海波が街灯に照らされ綺麗だった。

 

 

盛岡は「麺食い」で「麺の街」

蕎麦は勿論、盛岡冷麺も今や全国区。外にも、じゃじゃ麺もあるし、ラーメンも個性溢れる美味しい店が山ほど。「海のもの山のもの」の素材を活かした美味しい店や洒落た小さなカフェも沢山ある。「美味しい」街だ。

わんこ蕎麦の起源や云われやを店の人に聞きながら、是非挑戦をして下さい!

爺も久々に食べたが美味しいものを皆で囲んでいると、どんどん話は盛り上がる、この自然な賑やかさがたまらない。帰り道で青海波を歩きながら、この街を思う。

八幡界隈の10月2日の「ぽんぽこ市」では、「南部盛岡ふるさと祭り」と題して山車ありさんさ踊りありで国体歓迎ムードを盛り上げる。

また、近頃、上の橋の通り、紺屋町、盛岡劇場の界隈などにポツリポツリと新しい店が営業を始めている。古い町並みの河南は、まだまだ芽吹くものがある。

「うっぷ」失礼しました。