アメリカンショートヘア、名前はルハン君、11月7日で2才。おめでとう!
まだ、ゲージが恋しいの?
盛岡に来た日、君は、400gとちょっと。片手にすっぽり、でした。
見る見るうちに逞しく!
家に着くなり、跳ね周り、あちこち、かじりまくって遊び疲れては眠る。すぐ気に入ってくれた。
そして食べるは、食べる。どんどん逞しく。
時々、尻尾を太くする。
時々、尻尾を太くする。けれど「シャア!」と怒りの声は、聞いたことが無い。たまには、思い切り怒ってもいいんだよ! いや、やはり無理しなくてもよろしい。
半年が過ぎて
半年が過ぎた頃、ペットショップのスタッフに様子を聞かれた。
毎日、やんちゃに過ごして、遊んでは食べ、眠り、元気いっぱいだと答えると「信じられないです。でも、嬉しい。心配でした。ほっとしました。」 と少し興奮気味だった。
元気に育ってくれたが、部屋の中はあちこちポロポロ。
パソコンに向かっていれば、足元ですりすり、かと思えば、高い処を探して登る。
「ルハン君、このベルトは駄目だよ!」
氷をいじりながら、水を飲む。ずいぶん器用になったね~
ルハン君の仕事ぶり
君だって大変だ。朝からカラスの鳴き声、救急車のサイレン、ピンポンの音と監視に忙しい。
いたずらも大好きだ。あれ、パソコンのマウスがない? マウスはマウスでも・・・(笑)
赤のボールペンと青いホチキスと机の下に転がっていた。
君の人生は、早いね
少し、ネズミの玩具で遊ぼうか?
400グラムの小さな命は、片手に納まったのもつかの間、今は4キロを超えて堂々と。
寝ている間に追いついて来る。
いやいや、先のことを考えるのはやめよう。
「帰って来た!」と 「帰って来たの?」という顔がある。
猫は寝るのが大事な仕事。安心しきって爆睡中。静かだ。?(笑)
猫君たちも夢を見るらしい。
「にゃあ~」と鳴き、足元に擦り寄り、頭を床に着けたかと思うと、くるりんと前転。時には、何度もくるりん。爺は、下顎や耳の下を撫でる。
小さい頃から抱っこ嫌いだった。今は、ちょっとだけ、腕の中でおとなしくしている。さほど居心地は良さそうでもないけれど。
初めての出会い
君は、弱々しく見えた。一匹だけ専用ゲージに入れられ、店の人は、
「おとなしくて、食が、細いんです。だから、皆と別にしてゆっくり食べれる様にしています。」
ゲージから、じっとこっちを見る。その瞳に惹かれたのだ。一目惚れ?(笑)
東京から新幹線に乗って盛岡へ。
丈夫そうな脚と太い尻尾。日増しに、やっんちゃになり、物を倒す、落す。そして、みるみる大きくなり、椅子にびょん、テーブルの上に音も無く跳ねる。でも、降りる時はドタッ。
病院では、やたらおとなしい。女の先生、スタッフに君は、いつも褒められる。女性には?誰かに似て?(笑)
去勢を薦められた、さほど気にしていなかったが手術の前の晩、人間の勝手な都合に思えて仕方がなかった。しばらく尾を引いていた。
そんな折、ある動物病院の人と話す機会があった。
「オスの子は、術後もずっと可愛い。本当に可愛いですよ。」と言った。
君は、今でもタオルケットを前足で「ふみふみ」して器用に丸め、小さなおっぱいをこしらえては、チュパチュパする。ゴロゴロと太い声で鳴きながら。
たいていの夜は、隣の丸いベッドに入り、そこだけ白い顎を上げて催促する。
夜明けの鹿
色々な事があって寝付けない晩。
夜明け近くに溜息交じりでお茶を飲んでいると、いつの間にか椅子の下に座っている。
「少しは心配しているのかもしれない。」と「飼い主馬鹿」まる出し。でも、何度も救われた。
「ねえ猫、飼おうよ!」時々、想い出すその言葉。今にしてみれば、感謝している。
これからも、眠れぬ夜は頼むよ、ルハン君。
君の名は、「夜明けの鹿」という意味。
大好きな上等の鰹節でお祝いだ。2歳の誕生日、おめでとう。